第2話






放課後 みやびちゃんと菜穂子ちゃんと
ずっとずっと遊んでいた
珍しく怜桜君は私に遊ぼうと誘わなかったなぁ
誰もいない公園で一人ぼっちブランコに乗っていた私
そこで、会った事のない人物が私に話しかけてきた

死神「お困りのお嬢さん?」

希星「だ・・・れぇ?」

死神「死神と申します」

希星「死神?」

死神「貴方は自分の未来、どんな物語か見てみたいですか
怜桜様と結婚しているか気になりませんか?」

希星「うっ!?えっと・・・なんでそんな事聞くの?
なんで怜桜君の事知っているの?」

死神「私は貴方を見守る死神です。貴方のそばで貴方を見守っていました」

怜桜「希星?」

死神「さぁ、希星様。未来の世界へいってらっしゃいませ!」

怜桜「希星!」

怜桜君の声がした
でも"助けて"と言えなかった
きらきら光だし、眠ってしまった私・・・
目覚めたら誰かの部屋のベッドで寝ていた

???「起きろよ。朝だよ」

希星「え?」

見た事のない人がいて驚いた

???「やっと起きたね」

希星「誰!?」

怜桜「誰って・・・怜桜だけど?昨日からさ、お前、
俺の家で修行のため、クリスマスまで泊まる事になったんだろ」

希星「私、何歳!?」

怜桜「あははは、何冗談言ってんの?17歳だぜ」

希星「まさか・・・5年後の世界」

怜桜「は?5年後の世界?」

希星「わ、私・・・5年後の世界に飛ばされたんだ!」

怜桜「寝ぼけてる」

希星「寝ぼけてないもん!私、部活は?」

怜桜「お前部活は・・・なんにもやってねぇーけど」

希星「そ、そう・・・!あ、学校行かなきゃ」

怜桜「ハァー。あわてんな」

怜桜君はタメ息して
私達はあわてて家を出て
学校に到着した

怜桜「どうだ?5年後の世界は」

希星「信じてくれるの?」

怜桜「信じないけれど・・・ビックリするぜ」

希星「え?」

???「おはよう・・・」

希星「えっと・・・」

怜桜「泣き虫陽真君、おはよう」

陽真「だから昔の話はするな。お前が俺を泣かせたんだろ」

希星「陽真君・・・!おはよう」

陽真「おはよう。希星」

希星(かっこよくなってる〜!!)

怜桜「よーし!教室に行こうぜ!」

教室に到着

希星「あ・・・!」

菜穂子「希星」

みやび「希星ー!おはよう」

希星「なんか懐かしい感じがするぅ〜」

菜穂子「昨日会ったばかりだけど」

みやび「何言ってるの?希星、壊れた?」

希星「とにかく変わってなくて良かった!!」

みやび「この子・・・おかしいんだけど」

怜桜「知るか。朝からおかしいんだ」

陽真「海斗から朝、メールがきたんだけど」

怜桜「んだよ?」

陽真「希星にプラネタリウム部に遊びに来て欲しいんだって」

怜桜「あ?アドレス交換ぐらいしろよ」

希星「プラネタリウム部??」

怜桜「星空を見ながら楽しむ部活だよ。休日に
プラネタリウムを見に行くんだ」

希星「場所はどこに・・・」

怜桜「案内してやるよ」

みやび「頭大丈夫?」

希星「あ、うん!!」

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