「君にとって俺とは」バダエス



「エスカ・バメルにとって、「バダップ・スリード」とは?」


窓から射す光がとても心地よい昼下がり
王牙学園内にあるブリーフィングルーム(作戦会議室)で
次のミッションの作戦会議を俺とバダップの二人でしてた所だった


「え?どういうことだ?」
「君は俺をどう思ってるのか知りたい」

 
バダップが唐突に言ったその言葉は真剣に言っているように思えた


「俺にとっての…お前…か、」


俺とバダップは付き合っている
 
もちろん周りの誰にも言ってないし、誰も知らない
二人きりでいる時でしかこのような事は話せない
俺達は二人きりで入れる時間がほとんど無く
今は、一週間ぶりぐらいの二人だけの時間だった


周りに誰もいないし
今いるブリーフィングルームは
防音製で自動ドアロックがついていたから
バダップはそんな事を聞いたのであろう

 
「俺にとって「バダップ・スリード」とは
 身体能力・知能共に最強のエリート完璧超人。
 最初は嫌なヤツだなぁって思ってたけど
 スゲー優しいし仲間思いも強くて、
 頼りがいのある、今一番俺の・・・・・・」
 

「俺の?」
「・・・・・・えっ…と、」
「どうした?エスカ」
「あ…いや、」
「その続きはなんだ?」
「その…な」
「?」
 
 
「今一番俺の・・・・・・・好き、な人・・・」
 

そう言われた彼は嬉しそうに微笑んで
俺を抱きしめた
 

「俺も、君が一番好きだ。エスカ」
 

優しく抱きしめて俺の耳元にそう呟いた
 

「はッ・・・恥ずかしいじゃねェか・・・///」
「そんな君も大好きだ」
「んな…ッ!?///」
 

絶対こいつ…俺の反応見て楽しんでるな…
 
またバダップに負かされた気分になったが
こんな小さな事が幸せだった
バダップといれるだけで嬉しかった


「・・・ははっ」
「どうした?」
「いいや、幸せ者だなぁ俺…って」
「そうなのか?」
 
「あぁ。バダップは俺と居れて幸せじゃねェのか?」


そう言うと、バダップは一瞬驚いたが
すぐに微笑んで俺に向かって言った


「・・・死んでしまいそうなぐらい…幸せだ」


バダップは俺に顔を近づけて深い口づけをした












 
 
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・・・・・・^=^スミマセンデシタ

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