私の勝手なイメージですが、高校生の御幸は野球をしながら彼女をつくって上手に付き合うことができるほど大人じゃない気がしまして、今回このような流れのお話になりました。ちゃんと彼女のことが好きで大切にしたいと思っているからこそ、未熟な御幸は別れを切り出すんじゃないかなと思ったんですよね。
彼女の方も、御幸のことが好きだからこそ我慢したり気を遣ったりしてしまうと思うんです。好きな人には誰だって嫌われたくないし、高校生の時って駆け引きなんてまだできなくて純粋に悩んでばかり…じゃないですか?少なくとも、このお話のヒロインは純粋な設定です笑。
私はいつも遠回りしてばかりのごちゃごちゃした人間関係や恋愛をさせがちなので、できるだけストレートに悩んだり気持ちを伝えたりしてもらったつもりですが、読者の皆様にはどう映ったでしょうか?いつもとテイストが違うなと、これはこれで楽しんでいただけたら嬉しいです。
御幸の誕生日祝いとして書いた中編になりますが、全く誕生日に関係なくて申し訳ありません。本当は誕生日ネタも考えていたのですが、それはまた別の機会に書くことにしようと思います。御幸、誕生日おめでとう!
あげは