迷子を保護
ある日の放課後、なまえは赤い髪の毛の男の子と一緒にたこ焼きを食べていた。
「んー美味しいねー」
「ほんま美味いわ!姉ちゃんありがとな!!」
「どういたしまして!」
今の状況を説明すると、いつものように放課後食べ歩きに来たなまえは、道ばたでうずくまっている男の子を見つけた。
素通りしようかと思ったが具合が悪いなら大変だと思い、声をかけてみるとお腹がすいていたらしい。
そこでなまえはその男の子を公園に連れていき、たこ焼きを買ってやった。男の子名前は遠山金太郎
「姉ちゃん!ワイのことは金ちゃんって呼んでや!」
「金ちゃん!天使か!頭撫でていい?」
「ええで!」
ふおおおお金ちゃんめっさ可愛い!持って帰りたい(真顔)
「ところで金ちゃん、金ちゃんは1人で来てたの?」
「白石達と一緒に来とったんやけど…どっかいってしもた」
「ええ!?じゃあその人達今金ちゃんのこと探して「金ちゃん!」…わーお、ナイスタイミング」
声のした方向をみると、この間パンツを見られたであろう忍足謙也先輩と女子に大人気の白石蔵ノ介先輩がいた。
なんてこった、この2人がいると言うことは金ちゃんもしかしてテニス部なのか?
「あんだけはぐれたらアカン言うたやろ?約束守れん子は毒手やで?」
「堪忍してや白石!ど、毒手は嫌や!」
「まぁ、無事見つかったんやし、許したれや白石!(…あ、パンチラの子や!近くで見たら余計にかわええな…)」
「金ちゃん、次からはちゃんと約束守るんやで?それと、うちの金ちゃんが迷惑かけてごめんな」
「いえ全然大丈夫ですよ、じゃあ私は行きますね。金ちゃんばいばーい!」
「ちょい待って、その制服俺らと同じ学校やんな?クラスと名前聞いてもええ?」
「…(白石ナイス!!)」
「いえいえ、名乗るほどのものではございません、では」
そう言って私は足早にそこを去った。変に覚えられて関わることになったらファンクラブが怖いからね。んー次は何食べよっかなー、いやもう今日は帰ろう
なまえが去ったあとの白石や謙也達はというと
「あーなまえ姉ちゃん言ってしもた」
「あの子なまえって言うん?」
「おん!ワイがお腹すいとるからってたこ焼きも買うてくれたで!」
「は!?それ早よ言いや金ちゃん!」
「可愛くて性格もええんやな、あの子」
「謙也何言うてるん?」
「あの子、この間言うてたパンチラの子や」
「あー確かに今回は謙也の言う通り可愛い子やな」
「今回はってなんやねん!」
「とりあえず、明日学校行ったら探してみよか」
「無視すんなや!」
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