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今日は特に用もなく暇だったので、同じ暇人であろう理事長の元へとやって来たのだが、理事長は何やら会議があるらしく留守だった。その代わりソファーの上で凄い量のお菓子を平らげているアマイモンさんがいた


『アマイモンさん、久しぶりですね』


「?誰ですか?」


『やだなーなまえですよ!なまえ!前にお菓子あげたでしょう?』


「あぁ!何の力もない非力でドジな人間のなまえですね!」


『何その覚え方!?確かに非力ですけど、ドジじゃないですよ!?』


アマイモンさんは可愛い顔して毒を吐きますからね、しかも無自覚と来たもんだ


「兄上に会いに来たのですか?」


『まぁね、暇だったから』


「なまえと兄上は恋人と言うやつですか?」


『いや全然違うからね、私がメフィストさんと付き合うなんて天と地がひっくり返ってもないです』


「そうですか」


アマイモンさんはそれだけ言うと、またお菓子をもっさもっさと食べ始めた


『アマイモンさん、私暇なんです』


「?」


『遊びましょうよ!』


「殺し合いですか?殺りましょう」


『いやいやいや違いますよ!普通にトランプとかゲームとか!』


「ゲームは兄上としたことがありますが、あまり面白くありませんでした」


『えーメフィストさん何のゲームさせたんだよ』


私はアマイモンさんが座っているソファーに腰を下ろし、アマイモンさんのお菓子をパクりと食べた


「…」


『ん?アマイモンさん?』


ぼーッと私の事を見ていたアマイモンさんがハッとし、僕のお菓子食べましたねと言ってきたので私はすいませんと謝った


「なまえは僕のお菓子を食べたんで、僕はなまえを食べることにします」


アマイモンさんはそう言うと私をソファーに倒しその上に覆い被さる、え?何この状況?押・し・倒・さ・れ・た


『え?は?ちょ、アマイモンさん?』


「なまえ…ムラムラします」


『何でええええ!?』


「前からなまえを見てると何だかムラムラするんです」


『何そのカミングアウト!?アマイモンさん、とりあえず落ち着きましょう!はい、ひっひっふー』


「なまえ…」


アマイモンさんの顔が近づいて来て唇が触れ合いってちょっと待ってええええ


「んむ…なまえ…もっと…」


『ッん…アマイッ…モンさん!』


口内を這う舌を私はガブッと噛みつく。アマイモンさんは一瞬顔を歪め、ジト目で睨んで来る


『こ、こう言うのは好きな人同士でするものなんですよ!』


「なまえは僕のこと好きじゃないんですか?」


アマイモンさんがあまりにも悲しそうな顔で聞くものだから、いや好きですけどと言うとアマイモンさんはでは問題ないですと言うものだからもう何が何やら


『アマイモンさんは私の事好きじゃないでしょう?』


「?何言ってるんですか?好きですよ」


『ほら好きじゃな……は?』


「だから僕もなまえの事好きですよ」


『え?あ、あの…いつから?』


「初めて会った時からです」


『えええええええええ!?』


「なまえ五月蝿いです、殺しますよ」


『はい、すいません』


アマイモンさんがまさか私を好きだなんて…私の片想いかと思ってた。ちなみに私はアマイモンさんに助けてもらったことがありその時からですね


「なまえ好きです、殺したいくらいに愛しています。僕のモノになって下さい」


『まさかのヤンデレ!?』


「なまえに拒否権はありませんけど」


『まぁ、拒否しませんけど』


「え?」


『私もアマイモンさんが好きですからね、殺したいくらいに愛してるって言っても殺そうとしたら返り討ちなんでしょうが』


「なまえ、僕のモノになってくれるんですね?」


『はい、その代わりアマイモンさんも私のモノですよ?』


そう言ってニッコリ笑う私をアマイモンさんは抱き締めキスをした。










甘い甘い
(ではさっそく…)
(って待て待て!何服脱がせようとしてるんですか!)
(お前達、私の部屋でナニしてるんだ)
(メフィストさん助けて!)
(なまえは僕のモノだ)













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