from two second to four forth | ナノ


from two second to four fourth


「…」
「…」
「…」

――何でまた、この状況っ!!!?

飛び乗った電車の中でも気まずい状況だった。

――あたし、きっと電車運が悪いんだ…

ルーラが、早く着け…バトゥーミに着け…、と祈っている間に目的地バトゥーミに着いた。




活気溢れる市場。

ルーラはルーナとリナリーのお土産を探しに来た。
アレンは神田がルーラに変なことをしないか見張る為に来た。
神田はアレンがモヤシで何をするか分からないのでついて来た。

それぞれ目的は違うが(ルーラ)だけ楽しんでいた。


「ん〜… リナリーにはこのブレスレットかネックレスがいいと思うんだけど... 二人はどう思う?」

ルーラは振り返った、瞬間神田とアレンは後ろに何かを隠す。
そして、ぎこちなく

「いっいい天気ですねー 神田」
「そ、そうだな」

会話を始める。
ルーラは二人を怪しげな目で見ていたがすぐに物選びを再開した。


神田はこれ二つと言って銀に輝くシンプルなブレスレットにある注文をつけて買った。
買ったばかりの時にルーラに振り返られて少し焦ったようだ。
アレンと会話するという屈辱的な事をした後、すぐに二つとも腕につけた。

ちなみにアレンは屋台で買った大量の食べ物を買い、食べ残った皿や棒を隠したのだった。
アレンの辞書にはロマンチックという項目がないようだ。


「(ちょっとこのゴミを捨ててこないと…)」

アレンは思う。

「(でも、ルーラと神田を二人きりに出来ないし… あ、)」

アレンは運よくゴミ箱を見つけ、ゴミを入れた。


後で、ゴミを回収する人が驚いたのは言うまでもない。







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