from two second to four forth | ナノ


from two second to four fourth


ここはアレンの心の中でもあり、ルーナの幻術空間でもある所。

今は、クロス元帥とアレンがいる。
ルーナはクロス元帥の事を知らないのだがアレンの記憶からクロス元帥を出している。

――現実的に欠けるけど…
  ルーラにセクハラしたのよ!!? 許せないわ!!!

被害妄想が激しいルーナ。

――もっと強いのを……

「だめだよ〜 アレンが壊れちゃうじゃん」

突然ルーナの幻覚空間に侵入してきた一人の少女。


「誰なの…?」

幻覚で自分の姿を現し、ルーナは聞く。

「ロード・キャメロットだよ。 心の中に入るのは得意だから入らせてもらったよ〜♪」

ルーナは悔しかった。
仮にも一族の後継者であった自分の幻術にこんなに幼さが残る少女に破られたのだから。


アレンが何か言いたげに動いたので口の蔦を外した。

「ルーナ、ロードはノアだ!!! あなたでは敵わない!!!!」
「っっ!!!!」

――こんな女の子が!!?

ルーナはアレンの蔦を全て外すと同時にルーラに幻覚を見せた。




いきなりルーラの目の前が真っ白になった。

――ルーナの幻覚…?

「ルーラ、ルーラ」

後ろから声がする。

「大変なの… ロードっていうノアが私の幻覚の中に入って来たのっ」
「ノア!!?」
「アレンの心が危ないから、幻術の場所をルーラがいる場所に移すわ。
 そして、逃げて」
「逃げないよ、あたしエクソシストだもん」
「でも…」
「大丈夫。 さ、早く幻術の場所を移して」
「…分かった」

ルーナはなぜこんなに危ない事を許してしまったのか自分でも分からなかった。



 
ルーラの視界は良くなった。
すると前には神田がいた。

――…ていうか、あたし浮いてる!!?

「ルーラ!! いきなり倒れて心配したんだぞ!??」

ルーラは世に言う、お姫様だっこされていた、神田に。

――え、ちょ、ま、やばいよ…

ルーラはこれまでかっていうくらい心臓がドキドキしていた。



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