D.gray-man Novel | ナノ



D-gray.man


コップに湯気が立つ。
持ち主であるコムイ・リーは思案していた。


何か最近暇だなぁ…
何かないかなぁ…

…ニヤリ




口が耳まで裂けたコムイ。






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「バスケ?」
「そう、バスケ」

アレンが聞き返す。
リナリーが楽しそうに話す。

「兄さんが主催でバスケ大会するんですって!」
「コムイさん主催ぃ〜?」
「その言い方って…」

嫌そうな顔を隠しきれないアレン。
当然だと思う。

「やっほー、リナリー、アレン!」
「ラビぃ〜聞いて下さいよ〜」
「うっ何さ、アレン」

男に泣き顔で近寄られ、困るラビ。

「僕らまたコムイさんの餌食になるんですって…」
「コムイの…」
「「はぁ」」

2人で壁に手を突き、真っ青なオーラを出す。
呆れるリナリー。

「もう!何でそんなに落ち込むのよ!!」
「何でリナリーはそんなに元気なんですか!!!」
「コムイが何かやらかすんだろ〜…」
「「はぁ…」」

「…そこまで息がぴったりだと何も言えないわ」

「ラビー!!」

ななこがやって来た。

「あれ〜リナリーもアレンもいるじゃない」
「僕はオマケですか…」
「オマケじゃないよ!!!多分!!!!」
「多分〜…」

次は独りで青いオーラを出すアレン。

「ごめん」
「何さ?ななこ」
「あ、そうそう。
 室長が主催のバスケット大会するらしいね!!!」
「さっき聞いたさ〜…」
「もう!明るくいこうよ!!
 で、5人一組らしいのよね!!!!
 一緒に組まないかなって!」
「組むさ、オレ!」
「そうなの?私、聞いてなかった…
 私も入れて貰ってもいい?」
「僕も入れて下さい!」
「あと一人は?」
「…神田でもいいんじゃね」
「適当!!?」


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