Ears 朝。 今朝も沢田君が迎えにきてくれた。 途中で獄寺君と山本君とランボ君が合流し、賑やかな登校となった。 獄「おめぇ何やってんだ、んなところで…」 獄寺君が言うのも頷ける。 ランボ君、塀の上でおもちゃ(=武器)を持って移動したら危ないよ? ラ「何って〜オレっちねぇ通りかかっただけだよ」 ツ「それが通りかかっただけの格好か!!」 山「ハハハハ、すげぇおもちゃだな!!」 ラ「これ、イタリアのボヴィーノボスが頑張ってるランボに送ってくれたんだもんね!!」 月空≪貰いものなら大切にしないと駄目よ?ランボ君≫ ランボという名前はこの前沢田君宅にお邪魔した時に覚えた。 まあ自己紹介とかしてもらってないけど、大丈夫でしょ! ラ「じゃーオレっちこれ片づけて、これにする!!」 今まで持っていたおもちゃ(=武器)を頭の中に入れ…手榴弾のようなおもちゃを取り出す。 ラ「リボーンどこだよぉ」 リ「――」 リボーン君の声がして、壁の一部が剥がれた。 忍者の小道具のような壁の模様をした布にリボーン君は隠れていた。 ツ「んなとこに!!」 リ「尾行の術だぞ。気配を消すのがコツなんだ」 確かに気配しなかったなぁ… 凄い!リボーン君!! ラ「パンパカパーン!! リボーン覚悟!!」 ランボ君がおもちゃ(=武器=手榴弾)を構える。 あらら、塀の上で危ないわよ。 リ「ツナのママンが作ってくれたケーキだ」 リボーン君が塀の上に投げ、ランボ君は上手く口でキャッチ&食べた。 ラ「ランボさん、ショートケーキ大好きなんだもんね!」 リ「…爆弾入りだけどな」 沢田君が何かを叫ぶ。 ランボ君は舌に何かを乗せていた。 …それランボ君が持ってるおもちゃ(=武器=手榴弾)じゃない。 おもちゃは食べちゃ駄目よ、不味いでしょ。 月空≪ランボ君…≫ それを注意しようと思ったら、ランボ君は空高く舞い上がった。 (実際には爆発によって) あらら。 ツ「情け容赦ねえ!!」 獄「いいっすよ。あいつ目障りなだけだから」 山「しかし、最近のおもちゃってよくできてんな〜」 リ「そうだ、月空」 月空≪何?≫ リ「今日放課後お前の家に行かせろ」 ?今何と? リ「お 前 の 家 に 行 か せ ろ」 ……えええ!!!!? いやいや、私の一存じゃ決めれないから! 親が煩いから!! リ「じゃあ連絡取れ」 そうだった。 リボーン君には読心術とやらがあるんだった… 一応親にメールしてみることにした。 今日放課後友達が家に来たいって言ってるんだけど… コンマ3秒で返信が返ってきた。 …母さん、暇なの? いいわよ>3< 何でこの絵文字チョイス? リ「いいみたいだな」 月空≪…母さん……orz≫ リ「ツナが先に行くからな。オレは後から行くぞ」 月空≪解った… あれ?沢田君は?≫ 山「ツナなら裸で走って学校に行ったぞ?パンツ一枚になるといつもすげぇのな、ツナって」 獄「十代目ぇ!!待って下さい!!鞄忘れてます!!」 獄寺君の声は届かなかったようだ。 山「しょうがない。持って行ってやるか」 獄「つーかあんなことで死ぬ気弾打っていいんスか?リボーンさん」 リ「今に解るぞ(ニヤ)」 何で、沢田君は走って学校に? 何か用事があったのかなぁ…? -------------- 放課後、沢田君はボクシング部がどうのと言って、去ってしまった。 あれ?家に来るんじゃなかったけ? リ「安心しろ、月空。後から行かせるぞ」 はいそうですね、読心術ですね。 月空≪じゃあ待ってるからね≫ 久し振りに一人で下校かぁ… 新鮮な気がする(笑) 月空≪ただいま〜≫ 家に帰り、携帯で音声を出す。 便利なもんだ。 母「御帰り、月空。 あれ?友達は?」 月空≪後から来るって≫ 母「そうなんだ。月空が初めて家に友達を連れてくるっていうからお母さんはりきったのにー」 月空≪そんな大袈裟な…≫ 一応部屋も片付いてるし、大丈夫!! だって思ったんだけどな… バイヴが震える。 携帯にメールが入ったようだ。 ちゃおっす。 悪いが、行けなくなっちまった。 お詫びに明日家の夕飯に招待するぞ。 月奈によろしくな …何でお母さんの名前知ってるの? 月空≪母さん…≫ 母「何?」 月空≪友達来れなくなったって≫ 母「えええ!!!本当?…残念、楽しみにしてたのに」 月空≪でもお詫びで、明日一緒に夕飯どうかって≫ 母「寂しいわぁ」 月空≪明日はいらないからね≫ 母「解ったわ。楽しんでらっしゃいね」 月空≪うん≫ 部屋に入り、やっと片付いたすっきりした部屋を見る。 …ちょっと残念だなぁ。 -------------- 管理人から! 「極限!燃えるお兄ちゃん」からでした! 了平との絡みを一切省いたら、こんなに短くなってしまった^^; 2010.11.21./12.4.30. [←] [→] [back] [TOP]
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