Ears | ナノ


Ears


取り敢えず逃げよう!
逃げるが勝ち!!

私は半ば転がる様にリボーン君がいる方と反対側に逃げる。

すると爆音。

さっきまで私がいた所から煙が上がっている。
何あれ、え?

ツ「餃子エキスの匂いが爆風で飛んだ!」

ツナ君はまだ匂いに苦しんでたんだね。

獄「十代目、オレです!」
ツ「獄寺君!?」
獄「スパイ活動が終了したので、そちらに戻ります!」

普通に寝返ってる…

?「ならば我々も!」

え?
どこから?

うわ!!
真下から誰か出てきた!
私は体を支えられずに転がる。
雪が冷たいよう!!

?「ボスを」
??「守る!!」

黒スーツ?
あれロマーリオさん…

ツ「ディーノさんの部下達…」
ロマ「遊びとはいえ、ボスを敗軍の将にはできないからな…」

震えてますよ、ロマーリオさん。
そんな格好で雪の中にいるのが悪いんです。

獄寺君が白軍に合流している。
もうめちゃくちゃね…

獄「果てろ!!」

獄寺君がボムを投げる。
遊びにそんなもの使っちゃ駄目です!

でも部下がいる時のディーノさんは違った。
華麗に鞭でボムの火を消す。

デ「どうした?月空は頂くぞ?」

ボムも鞭も使っていいなんて、話が違う!
怪我したらどうするの!
うわああああん!!!!!←

ビ「そうはいかないわ。よくも私抜きで遊んでくれたわね」

…え?
ビアンキ…さん?
中華服を着ていて、怒っている模様。

ちょっと離れていて、何を言ってるか解らないけど…

ヴヴヴ


あ、メールが来た。

ビアンキが参戦して、3つチームが出来たぞ。
毒牛中華飯とキャバッローネチーム、ボンゴレチームだぞ。
月空の逃げれる範囲を校内全域にしたから、しっかり逃げるんだぞ。
捕まえられた時点で、月空の負けだぞ。
ピストルが鳴ったら、開始だぞ。
制限時間は30分間だ。
健闘を祈る(・∀・)


この絵文字むかつk

バン!!!!


ピストルが鳴ったあああああ!!!!!
逃げないと!!!!

何処に逃げようか。
後ろを振り向くと、紫の雪玉を投げているチームがある。
何あれ、怖いんだけど!
命にかかわりそうなんだけど!!

これは…心して逃げないと……
あ、校舎を上るっていうのはどう?
相手の球が届きにくそうだしね!

外の非常階段を上り、屋上に到達。
よっしゃ、これでひとまず安心!

校庭を見下ろすと、大きくなったエンツォが寝ていた。
…もしかして、冬だから冬眠、みたいなオチ?
ディーノさんしっかりしてよ。

ん?
あれ、ツナ君しか屋上に上ってこない。
生き残りってツナ君だけ?

?「―――」

肩を叩かれた。
速攻で振り返ると、そこには恭弥さんがいた。

雲「何してるの?」
月空≪あ…恭弥さん、こんにちは…≫

学校で雪合戦をしてたって言ったら不味い…よね。
完全に風紀を乱してる…し。

雲「雪合戦?あの草食動物達と?」
月空≪…はい≫
雲「僕も群れる奴らと雪合戦をしようと思ってたんだけど、風紀委員の書類が溜まっててね」
月空≪そうなんですか≫

よかった、気にしてないっぽい。

雲「月空は?」
月空≪わ、私ですか!!?≫

やっべ、聞かれたよ。
どう返事すればいいと思う?

?「――!!」

腕を掴まれた。
ぎくっとなって振り返ると、ツナ君がいた。

ツ「捕まえた!」
月空≪う、わ!!≫
雲「何の話?」
月空≪鬼ごっこ的雪合戦してたんです…≫
雲「成程。じゃあ月空は負けたんだ」

あ!
そういえば負けたら、ツナ君家にお世話になるとか、ならないとか!!!?

ツ「これで引っ越しはなしだね、月空ちゃん」
雲「?月空、引っ越すの?まだ書類も何ももらってないけど」
月空≪あはは…引っ越せなくなったぽいですけど…≫

リボーン君はやるといったら、やるからね。
絶対お母さんを説得して、沢田宅に居候させる気だよ…

うわ、どうしよう。



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管理人から!

どうしようって言ったって、事実は何も変わりません(・∀・)

2011.12.11./12.4.30.


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