Ears | ナノ


Ears


リ「このバットをやる」

所変わって、ここはまた野球のグラウンド。
リボーン君が普通のバッドを山本君に手渡している。

リ「こいつでマイクロハンマーを全部打ち返すんだ」

セカンドベースがある距離くらいに、戦車がセッティングしてある。
戦車が放つマイクロハンマーを打ち返すのね。
山本君、頑張れ!

早速第1球。
戦車から飛び出るマイクロハンマーは速い。
山本君はバッドを振る。

かする。

後ろの壁(朝にぶつけた壁)にさらに穴が開く。

山「もういっちょ!!」

第2球。
次はかすりもしなかった。
少しタイミングがずれてるわ。

リ「まだ、遅いな」

山本君が再び打つためにバッドを振った。
マイクロハンマーが宙に舞う。
当たり所が悪かったんだ。

月空≪リボーン君危ない!≫

墜落予測地点はリボーン君が立っている場所。
それなのにリボーン君は動こうとしない。
墜落2m。
このままではリボーン君が危ない。

体が動いていた。

リボーン君の方にダイビング。
彼を腕で抱き寄せ、流れに乗って転がる。
後ろで少し爆風が聞こえる。

リ「(ニヤ)助かったぞ、月空」
月空≪よかった…リボーン君、無事、で…≫
ツ「な、何やってんだよ、リボーン!!お前なら避けれるだろ!!?」

…え?

リ「月空の特訓の成果を試しただけだもん」

な、何ー!!?
可愛く言っても駄目だから!!
私は試されてたの!!?
じゃあ私の命がけの救出は!!!??

リ「仲間想いのいい子供に育ったな」
月空≪…え?≫

リボーン君に育てられた覚えは全くないんだけどな。


その後、山本君がバットのヘッドスピード時速300kmで刀に変わる"山本のバッド"を手に入れたり、獄寺君がビアンキさんのポイズンクッキングで倒れたりしました。
楽しく訓練できてよかった!




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ツナ君に送ってもらって、家に着いた。
今日は、お母さんの全てを話してもらう日。
少し緊張してる。

月空≪…ただいま≫
母「お帰り、月空」

お母さんは台所で夕飯の準備をしている。
あれ?
話してくれるんじゃなかったっけ?

母「あ、そうそう」

不自然に立ち止まっている私に気付いて、お母さんが話かけてきた。

母「お父さんが帰って来てから、話すからね」

お父さんは会社員だ。
帰ってくるのは8時頃、夕飯時だろう。

月空≪解った≫

キッチンに居ても仕方がないので、宿題しに部屋に行く。




そして、7:30。
お父さんが早めに帰ってきて、晩御飯。
食べ終わった8時頃。
約束通り、お母さんが話しだした。

母「月空、私はね、マフィアだったの」

そこは知っている。
昨日言っていたじゃない。

母「それで、ボンゴレファミリー\世の幹部でね」
父「15年前くらいだな」
母「違うわよ、17年くらいよ」
父「あのマフィアの壊滅は15年前だろう?」
母「ああ、それのこと?順を追って話してるの、邪魔しないで」
父「…悪かったな」

解りにくい会話ドウモアリガトウ。
つまりどういうことなのか。

母「ボンゴレの幹部だったのよ、私。
  その時にリボーンと出逢ったの運命を感じたわ最初は\世がリボーンに直接任務を言い渡しているところを護衛しただけだったんだけどボルサリーノから覗く鋭い切れ目とか澄んだ瞳とかニヒルな笑みとか本当彼ってば素敵なのちょくちょく彼の任務言い渡しの度に私が\世の護衛を任されてねいつも楽しみにしてたのたった5分程度の時間なのにね」

ちょっとおおおお!!!?
お母さん!?
私が耳悪いって知ってる!!?知ってるよね!!!?
ノンブレスとか解りにくいんですけど!
手話で話そう、うんそれがいいよ。
寧ろ手話でお願いします。

父「手話?いいよ」

お父さんが手話をし始めた。
お父さんってば不思議で、いつも私の考えを読むの。

父[ハハハ、読心術に決まってるだろう?]

WHAT'S?
読心術ってあれですか。
リボーン君が習得されて、常時使っておられるあれですか。

父[もちろん]

わお!!
即答なんですね。

母[今まで気付いてなかったの?本当可愛いんだから!]

貶してるの?
貶してるよね、お母さん…

月空[それで…どうなったの?]
母[ある時\世が私に任務をくれたの。それがリボーンと一緒でね]
父[リボーンさんも月奈が好きだったようでね]
母[告白されちゃって。キャ!恥ずかしい!!]

恥ずかしいと思ってる顔じゃないよ。
喜んでるよね。

父[色々順調に進んで、挙式が3ヶ月後の時だったかな]

挙式!!?
結婚式のことだよね!!!??
お母さんとリボーン君は、結婚する予定だったの!!??

母[…私の友達が倒れたの。親友でさ。病名はよく覚えてないけど、助からないって言われる病気だったのよ]
父[心臓が圧縮していく病気じゃなかったかな]
母[そこで、男が来たの。病気を治す代わりに私の武器を渡せ]
父[月奈の武器は特殊でね。世界で唯一の物で、あの科学者が欲しがっていたんだ]

結構お父さんとお母さんって息ぴったりだよね。
お互いの説明を補っているって感じ。

母[私は悩んで、けど奴は待ってくれなくて。結局任務終わりに別れたって感じかな]
父[それで私は\世の命令で月奈の夫役になったんだよ]

……夫?
結婚してるんじゃないの?

父[形だけだよ、籍も入れてない]
母[私の力を狙う奴から逃げやすいように、転校を繰り返しているんだし]
父[私は月奈が狙われないように護衛をしているんだ]

よく解りません。
つまりどういうこと?

母[つまり、私はマフィアの人間で、貴女のお父さんは私を護衛しているだけに過ぎないの]
月空[…じゃあ、私のお父さんって誰なの?]
母[ふふ、誰だと思う?月空も知っている人よ]

知ってるって!?
ここに来て、知ってる人は担任とツナ君達と…
前は紅君とか炎真君とか…やっぱり担任と……
誰!!?

父[今日も逢ったんじゃないか?]

今日!!?
ツナ君と山本君と獄寺君とリボーン君とディーノさんとロマーリオさん!!?
年齢的にディーノさんとロマーリオさんしかありえない!!!!
どっちかが私の血の繋がったお父さんなの!!!??
ということは私はキャバッローネファミリーの一員ってことおお!!!?
そして下手すれば、イタリアンマフィアの跡取りじゃん!!!!!

父[違うよ]
母[リボーンよ!昨日の会話の流れで解ってるものと思ってたけど]

リ ボ ー ン 君 ?
1〜2歳のベイビーじゃない……
赤ちゃんが子供を生めるなんて。

父[アルコバレーノは特殊なんだ]
母[体の構造が異なるらしいわ。だから……]

さらに解らない。

母[兎に角貴女は、私とリボーンの娘なの]

難しい。



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管理人から!

急にたくさん話して、夢主は混乱してます。
しかし、大事なところは解ったはずです!←
次話はあけおめの話です(*´∀`)

2011.3.12./12.4.30.


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