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「#エロ」のBL小説を読む
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テーピング23
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「あれ 誰?」
「見たことある」
________________…英徳学園。
コレクト5とはなこの登校。
賑わっていた敷地内に自然と道ができる。
6人が去った後、なぜかもう一度校門の辺りが騒がしくなり「ああっ…!メ、メグリン!!」________と叫んだ男子生徒の声にコレクト5の数人が振り返る。
「みつけた…神楽木晴さん。
これ お財布。ごめんね。中の学生証みちゃった。はなこちゃんと一緒にばったり会ったお風呂でのおとしものですっ」
西留めぐみは突然神楽木の目の前に現れたかと思うと、神楽木の財布を両手の平に乗せ、無邪気な笑顔で神楽木の最近の黒歴史を晒した。
「あ、はなこちゃんだ!久しぶりっ」
『久しぶり』
そんな二人はさておき、なんのことだかさっぱりわからないがとんでもないことなのはわかる。
驚きを隠せないコレクト5の面々はパニック状態だ。
「ばったり会った…?」
「…おふろ?」
「はなこと一緒…?」
はなこが一緒だったと確かに聞こえた杉丸は明らかに驚いているし、愛莉に至っては「…一緒の…風呂?」と今にも人を殺しそうな顔で殺気立っている。
「ハルト!お風呂ってなんだ!」
「お風呂で転んで頭打ってたから心配で。大丈夫?」
「いや違う!聞いてくれみんな!これは事故で…確かに男湯だったんだ入った時は!」
「私達が入った時は女湯だったから、ほんとびっくりしちゃった。ね はなこちゃん」
『うん。事故だよ』
神楽木を問いただしていた栄美は振り返ってはなこの肩をおおきく振りかぶってガバッと掴む。
「ハルトに裸見せたんか…!つか言えよ!」
『見せてないよ?事故なんだから許してあげてよ。その後すぐ上がったし』
栄美の背後ではゴゴゴと怒りの炎が燃えている。その質問のせいで成宮はまさかメグリンも裸を…!?と更にハルトに詰め寄った。
「〜、ならいーけど!」
「…とりあえずここじゃ目立ち過ぎる。校舎に行くぞ」
平は西留にも声をかけ、コレクト5とはなこ、西留は校舎へと向かった。
その途中、はなこは西留に「一番仲良いって言ってたスギマルってその人?」と耳元で囁かれる。
『うん』
「背、高いね。細いのに筋肉ありそうだし…はなこちゃん守ってくれそうな感じだね!」
『杉丸も武道してて、この中で一番強いの』
「何話してんだ?」
『杉丸が強いって話』
「はなこちゃんの彼氏候補って話」
______________そう、ここで話が食い違う。
「候補じゃねーけど」
いつもの表情でそう言ってのけた栄美。
もちろんそれは"候補じゃなくて決定"という良い意味で言ったつもりだったが、はなこには"はなこはそんなんじゃない"とか、"はなことはそういう関係じゃない(なるつもりはない)"に聞こえてしまっていた。
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