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『保管庫から忍刀が強奪された…?』



__________…幸せというのは束の間だ。



この国の長である彼は日々の鍛錬も怠らず
午前中に戻るからそれまで家にいるようにと
置き手紙を置いて早朝から稽古に出かけ、
帰ってきたかと思えば、なにやら一大事らしく…


「ええ。おそらく屍澄真に言葉巧みにたぶらかされて開けたのでしょう。彼はそういう事に長けた男です…。
鍵は今朝、ヒラメカレイの試しを受けると申し出たかぐらに僕が渡しました。」


どうやら屍澄真に言葉巧みに騙されたかぐらが
忍刀の保管庫の鍵を開け、屍澄真を含む
"自称"新・忍刀七人衆を名乗る者たちに刀を
奪われてしまったらしい。

長十郎も渡した日にまさかこんな事になるとは
思いもしなかっただろう。


『今すぐ取り返しに行きますか?』

「いいえ。取り返すのは今夜です」


長十郎は
" うずまきボルトのお陰で、
言葉巧みに騙され巻き込まれてしまったかぐらを
水影としてではなくただの修学旅行の引率として
助けに行くことになった "…と笑って話した。


『水影に許可をもらうなんて、やりますねボルトくん』

「ええ。刀を強奪するような彼らよりよっぽど忍としての将来が楽しみですよ」


確かに彼のいう通りだ。
さすがは七代目火影の息子。




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