断末魔の準備をしていた



「あーどうすっかなー」
 アクゼリュス道中でルークは一人ごちた。俺死ななきゃなんねーみたいだし、最後の台詞?っていうか、辞世の句?それくらいは決めておかねーと駄目だよな。
 ぎゃああああ、や、やられたー。とか?
 それじゃ、あまりに不自然だろ…。
 えーと。何かいいのって無いかな。
 ガイ、お前の秘密を知っている。とか?
 つーか、なんで最後の台詞が此なんだよ。死んじまうなら意味ぬぇーっての。
 俺はコパンだー!とか…
 コパンって何だ。
 あー…だの、うー…だのルークはうめき声を上げた。
「何をしてるんだ、あいつは…」と心配げにガイがルークを見ていた。




2006.11.03



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