▼ 12/01/14 (23:17)

いなくなった、を亡くなったではなく、鳴神学園的な意味合い、「神隠し」の扱いで考えたいなと。

七不思議の集会後に、消えてしまった坂上君。
坂上君がいなくなって、恵美ちゃんは自分の気持ちを自覚します。
探しても探しても、坂上君は見つからなくて。警察の捜査も打ち切られて。
からっぽの棺桶でのお葬式もおわって。教室も部室も坂上君の席はなくなって。

何年か経って。鳴神学園にこんなうわさ話がささやかれます。

「この話を聞いた人は、一週間以内に5人にこの話をして下さい。さもないと、サカガミシュウイチがあなたを殺しにやってきます」

それは恵美ちゃんの作った怪談話。
男子生徒の制服をまといながら、恵美ちゃんは待ち続けているのです。
坂上修一という幽霊が、再びこの学校に戻って来てくれるのを。

学校にも家にもお墓にももう居場所がないのなら、
あなたの名前で新しい居場所を用意してあげる。

聞こえていますか?たった一度でかまわないから。どうか、戻っておいで。

気づいた方は気づいたかもしれませんが、いつぞや日記で書いてたネタのリメイクです。
聞き役だった坂上君が、そのまま怪談として語り継がれるというのは面白いんじゃないかという。

最初は召喚クラブみたいなので考えてみましたが、こっちの方が異常さと切なさが見えるかなぁと。
怪談としてよみがえった(周知されるようになった/実際に現れた訳ではなく)坂上修一を再び殺さぬようにと語り部が幽霊坂上修一を演じていて、恵美ちゃんと鉢合わせとか良さそうです。

あらすじを書いたらすっきりしたので、今書いている作品が終わったらーくらいに。

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