「あっははは!!!」
「ユチョンのばかぁ〜!!」
とうとう泣き出してしまったジュンスをギュッと抱き締めると、オレの胸をグーで殴ってきた。
「ごめんっ!」
謝っても「まだ顔が笑ってる」と言われて許してもらえなかった。
それでもオレはジュンスを力一杯抱き締めて「ごめんね」と言った。
ホッと息を吐いたジュンスは、オレの背中に腕を回して服をギュッと掴んだ。
「そんなにお化け怖かった?」
「ううん‥」
あれ?お化け怖くないの?
「ユチョンが‥‥、ユチョンが居なくなるのが嫌!」
ジュンス‥‥
「行くときは一緒がいい!!1人は嫌だ!!」