『ん…、あれ…ここ何処』

「池澤!!」

『え、切原?』




何であたしここにいるんだ?
てか、何で切原泣きそうなの?


「大丈夫か!!?」

『大丈夫って…』


あぁ、殴られたんだった…
わざわざ探しに来てくれたんだ


『あれ、今何時?』

「今…?えっと、11時位」

『11時!!?もう授業始まってんじゃん!!
てか、あや姉…………じゃなくて先生は?』

「出かけてる。後、もうお前と保健の先生が従兄弟だって知ってるから」

『あ、そうなの?』


あや姉何処行ったんだろう…
てか、言っちゃったのね

従姉妹だって事
いや良いんだけどさ



「それよりお前本当に大丈夫か?」

『怪我?こんなの平気だよ



…………容赦ないね、あの人たち』

「…あぁ」

『それでも、大好きなんでしょ?』



切原にそう聞くとはっきりうなずいた。
そりゃそうだよね、ずっと一緒に戦ってきた仲間だもんね。


『早く元に戻るといいね』


「あぁ!!」












さて、昼まで授業サボっちゃおっかな









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元通りに一刻も早く。

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