佐「名字のドリンク美味かったな」
鬼「あぁ、いいマネージャーを雇ったな」
成「名字先輩って生徒会会長なんですよね!!」
源「あぁ」
成「それで、源田先輩と幼馴染なんですよね」
源「あぁ……、何でお前が知ってるんだ、成神」
佐「俺が教えた」
源「お前か」
くだらないことを喋りながら部室に向かう。
そういえば、休憩の時にしか名字を見ていない。
いつもどこにいるんだ?
まだ部室に居るのか?
源「名字いるのか?」
『あ、源田君』
源「………」
『ん?どうしたの皆』
部室のドアを開けると名字はいた
いたんだ、めちゃくちゃキレイになった部室に。
そうか、コイツずっと掃除してたのか
資料やら何やらで埋まっていた机も椅子も、禁断の扉として開けてこなかったロッカーもきれいになっていた。
いや、ホント
ここ部室なのか、ってくらい
佐「お前、ロッカーまで片付けたのか?」
『うん、必要そうなのはそこのダンボールに入れておいたから、後で確認して
てゆーか汚すぎ!!こまめに掃除してよ』
鬼「いつ、ドリンク作ったんだ」
『掃除の合間に』
源「お前、すげぇな……」
『…ありがとう?』
要領よすぎだろ名字
《だからこいつ生徒会長なのか》
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