『楽しかったね!!』
「あのカーブ地点はスリルあったな」
絶叫系を制覇し、俺たちは昼飯を食うためにベンチに座っている。
「何か買ってくる。
名前は何か食べたいものあるか?」
『あ、………お弁当、作ってきたんだけど…』
マジですか!!!?
そう言って、名前は鞄から弁当箱を二つ取り出す。
やべー超可愛いんだけど←
動揺しすぎて声が出ない俺を見て、名前は不安に思ったらしい
屋台で買ったものの方が美味しいよね、と言ってきた。
ンな訳あるかぁぁあぁあああ!!!!!
「ありがとな、弁当…
いただきます」
『え、いいよ!!無理しな「してない」……なら、いいんだけど…』
綺麗な色をした卵焼きを口に入れる。
「うまっ!!!
何だコレ!!お前が作ったのか!!?」
恥ずかしそうにうなずく名前
卵焼きの次に食べたから揚げもうまかった。
コイツ、料理もできんのか…
「ごっそーさん」
『お粗末さまでした』
「本当にうまかった。ありがとな」
『あんな美味しそうに食べてくれて、こっちも作りがいがあったよ』
「次はどうする?」
『ん〜、午前は私が乗りたいのだったから、今度は幸次郎の番ね』
「そうだな……
お化け屋敷、行ってないな…」
『え、お化け屋敷……』
「何だ、怖いのか?」
『まさか!!生徒会長だよ!!?』
生徒会長とお化け屋敷は関係ないだろ
そう思ったけど、必死なのが面白くて黙っといた。
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