関連性はなし



『楽しかったね!!』

「あのカーブ地点はスリルあったな」



絶叫系を制覇し、俺たちは昼飯を食うためにベンチに座っている。

「何か買ってくる。
名前は何か食べたいものあるか?」


『あ、………お弁当、作ってきたんだけど…』






マジですか!!!?



そう言って、名前は鞄から弁当箱を二つ取り出す。

やべー超可愛いんだけど←



動揺しすぎて声が出ない俺を見て、名前は不安に思ったらしい


屋台で買ったものの方が美味しいよね、と言ってきた。


ンな訳あるかぁぁあぁあああ!!!!!




「ありがとな、弁当…
いただきます」



『え、いいよ!!無理しな「してない」……なら、いいんだけど…』



綺麗な色をした卵焼きを口に入れる。



「うまっ!!!
何だコレ!!お前が作ったのか!!?」


恥ずかしそうにうなずく名前

卵焼きの次に食べたから揚げもうまかった。
コイツ、料理もできんのか…



「ごっそーさん」

『お粗末さまでした』



「本当にうまかった。ありがとな」

『あんな美味しそうに食べてくれて、こっちも作りがいがあったよ』






「次はどうする?」

『ん〜、午前は私が乗りたいのだったから、今度は幸次郎の番ね』


「そうだな……
お化け屋敷、行ってないな…」


『え、お化け屋敷……』


「何だ、怖いのか?」


『まさか!!生徒会長だよ!!?』




生徒会長とお化け屋敷は関係ないだろ
そう思ったけど、必死なのが面白くて黙っといた。











21/35
<< >>