『ごめんなさい、遅れちゃって…』

「いや、俺も今来たとこだし」



なんだこの会話……
俺は名前の彼氏かッ!!!!

いや、それにしても可愛いな…

今日の名前の格好は、花柄の薄ピンクのワンピースにブーツ。

いい足してんなぁ…


……………じゃなくて!!!!
『………？どうしたの幸次郎
あ、もしかして変だった!?
ごめんなさい…あんまりファッションとかわからなくて…』


「可愛いから見てたんだ」


『………あ、ありがとう』



何恥ずかしいこと言ってんだ俺ぇええぇえ!!

ヤッバ…
最悪だ…随分テンパってんな俺

「じゃ、行こっか
何に乗りたい？」


『えっと…じゃあ、アレ!!』







名前の指差す方向にあったのは絶叫マシーン。

王道だな





佐久間がせっかく作ってくれたチャンスだ。
精一杯生かそう。








そう思って、名前と歩き出した。


















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