雷門中学校


無事に退院した私は雷門中学校に通うことになった。
担任の先生についていった先は私が新しく転入するクラス2年1組だった


「私が呼んだら教室に入ってきてね」

『はい』


騒がしい教室が静かになったと思ったら、すぐにまた騒がしくなった。

「名字さん。入って。」


『あっはい』




「転入生の名字名前さんだ
名字さん自己紹介して」

『名字名前です。
よろしくお願いします』


拍手も静まって
私の隣は木野秋ちゃんって言う子になった。

秋ちゃんはよろしくねってかわいく笑って言ってくれた。
サッカー部のマネージャーをしているんだって。

昼休みになって秋ちゃんはお弁当に誘ってくれたんだけど、夏未に呼ばれていたから、ことわった。ごめんね秋ちゃんっ



夏未は理事長室にいるんだっけ…


『ここかぁ…失礼します』


「あぁ名前
どう?新しいクラスは」


『木野秋ちゃんって言うこと友達になったよ。サッカー部のマネージャーをしてるんだって』

夏「秋さんね。よかったわ」


『夏未知ってるの?』


「えぇ。私もサッカー部のマネージャーなの」


『へぇそうなんだ。
私もサッカー部に入ろうかなぁ…』


「…!!!」


…?そんなに驚かなくても…



『どうしたの?夏未』


「な、なんでもないわ」


それから入部届けを書いて夏未に渡した。
今日から部活やっていいって

夏未とお昼を食べて、私は教室に戻った。
教室に戻ると秋ちゃんがお帰り〜って出迎えてくれた。


「名前ちゃんは前の学校で何の部活だったの?」

『う〜ん…何部に見える?』


「そうだなぁ〜…吹奏楽とか?」


『吹奏楽かぁ…』



でもあたし楽器できないから多分違うなぁ…


『多分違うと思う…』

「多分なの…?」


『うん。なんかね、トラックにひかれて頭うったみたいで、前の学校のこと覚えてないんだよねぇ』



部分喪失って言うんだってって秋ちゃんに言ったら急に青ざめて謝られちゃった
わるいことしたなぁ…


『でもね、今夏未にサッカー部のマネージャーって入部届けだしたんだ』



「そうなの?」

『うん。今日の放課後から』

「そっかぁ
じゃぁ一緒にいこっか!」

『うんっ!!』

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