2014/01/14 19:15
不動とマサキ
設定 おひさま園出身。今は一人暮らし中
不動とはお隣さん。
「姉さん!!」
後ろから激突してきたのはおひさま園で弟のように可愛がってきたマサキ。
空色の髪がおひさまにあたってキラキラ揺れていた。
「姉さん今帰りなの?俺今日もマンションよっていい?」
私が頷くと、にっこり笑って私の隣に並んで歩き始めたマサキ。
髪に指を絡ませると照れたようにやめろよと言われたが、本心でないことはわかっているのでそのままさわり続けた。
マンションにつくとすぐに不動さんに会った。ベランダから私達がくるのが見えたから迎えに来てくれたみたい。
抱えていた買い物袋を私のだけじゃなくてマサキのもいっぺんにひょいと持ち上げた。
「今日は?」
「カレーですよ。てかまぁた上がり込む気ですかあんた!!」
「別に良いだろ、な?」
私は頷く。そうするとマサキは少し不機嫌そうに不動さんから買い物袋を取り上げようとした。
「チビは前向いてあるいてろ」
「チビじゃないです!!」
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