怪しいチョコを頂きました



※リヴァイとエレンは同棲中です



「エレぇーーン!!久しぶりだね!リヴァイとは仲良くしてる?付き合い始めたって聞いたよー、やるじゃんっ!」

「は、…はぁ」

いつものバイトの帰り道、駅前を通り過ぎようと歩いていると、久しぶりの声に足を止めた。
いつかリヴァイさん経由で知り合った、リヴァイさんの仕事の同僚。
そして、生粋の変人。

その手には小さな木箱。

「ん?!この箱、興味あるぅー?だよねだよねぇ、気になるよねぇっ!うん、残念だけど中身はチョコレートだよ。エレンにもあげようと思ってね!ほい、それじゃあねー!」

「は…?」

そんなこんなで箱を頂いてしまったエレンは、異物が入っていないかを確かめるべく箱を開いた。
その中には、まんまるなチョコが2つ。
美味しそうな甘い香りに、思わずお腹を鳴らした。
そういえば……お腹すいた。
帰ったらすぐにご飯だが、チョコの誘惑に負け、一口ぱくりと口に放り込む。

かじればトロリと冷たい液体がチョコから飛び出した。
ワインをチョコでコーティングしてあったのか、とお洒落なチョコとハンジさんを思い比べた。

「甘い…美味しい…っ!!」

くぅ…と切なげに空腹を訴えるお腹に負け、最後の1つもぱくっと食べる。
空になった木箱を鞄に入れ、やっと再び歩き出した。


その、帰り道。

あともう少しで家に着く、そう思ったところだった。

「うっっ、?!!」

ドクン、と身体の中心が急に熱くなる感覚。
酷い目眩に襲われ、思わずその場にしゃがみこむ。
無意識に息が上がり、冬だというのに身体が燃えるように熱い。
死ぬかもしれない。
怖い。
リヴァイさん…。

………そうだ
この場所で、こうしてしゃがみこんだのは二度目だったな
確か…リヴァイさんが会議で食事を断った…あの日
バレンタインデーだった…

どうでもいいようなことを思っては、更に息が上がっていく身体に耐えてふらりと立ち上がる。

熱を持った身体を引きずるようにして、家までの少しの距離をゆっくりと歩いた。

********************

「ただい…ま…」

おかえり、の声はない。
その代わりにシャワールームから水の流れる音が聞こえている。

「熱い、どうしよう…はぁっ、んぅ、んんっ…あっ、ふ…、っく」

鞄を床に放り投げ、ソファーに横たわってカチャカチャとベルトをはずす。
リヴァイさんが出てくる前に終わらせなきゃいけない…
くちゅ、と自身のソレを握る。
はやく、早く出したい、そう思えば思うほど、絶頂の寸前まで来てもイくことができなかった。

「はぁっ…どうして…っ」

「エレン…?」

「ふぁっ、?!…あぅ、リヴァイさっ、」

目が合っただけで、全身がピリピリ焼けるような快感に襲われる。

「何いきなり発情してやがる…こういうのは自分のベッドで…」

「は、はぁ、も…からだ、あつくて…っ、イきたいのに…っんぅ…ぜんぜん…イけなっ、??!!!ひぁああっ、!リヴァイさぁああっ!!や、はあぁぁっ!!!」

ちょん、と触れただけ。
トロトロになった先端部を、人差し指で触れただけだった。
こんなことでイくなんて…自分を嫌悪しながらも、まだ収まらない身体の熱が新たな刺激を求める。

「は…これだけでイきやがる変態は一人じゃイけないってか、エレンよ」

「ちがっ、チョコ…っ、チョコ食べてっ、こんなになって…っ、、!」

「チョコ…だ?」

「んぅ、っも…触って、はやくぅっ、りばいさぁっ、!」

ばっと急に表情が消えたリヴァイは、容赦なく濡れたソレをくわえる。
時折歯を立てながら、痛い痛いと泣くエレンをよそに二度イかせた。

ようやく落ち着いてきたらしいエレンに、どうしてこんなことになったのかを問い詰める。
聞けば、ハンジのチョコを食べたと抜かしたのだ。
ばし、とデコピンをくらわす。

「いっ!…った…何するんですかー…!」

「それはこっちのセリフだバカ野郎。あいつの食い物なんて食うな。ろくなことにならねぇ。」

「うぅ…」

「後、俺に無理矢理奉仕させた罰だ。今夜は寝かせねぇ」

その後ベッドに連行されたエレンは、怪しいチョコよりも強い快楽を味わったのだった。


fin.



疲労溜まってます。
ちゃんとシてるの書きたかった…!
いつか書きます。書き直します。








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