私を愛したモノなど、最新話UP完了(第三章後半ネタバレ)
2023/04/16 22:57
タイトルそのまんま!
やっと全話アップしましたー、やったぜ。

そして次から章分けるか悩んでるんで、ちょっと更新に間が空くかもしれない。
完全にプロット書き上げられてなくて、その程度で分けるかどうか決めようかな…

というか、今更だけど長すぎだね。書きたいシーンを書きたいように書くって決めてるから、寧ろ終わらせる気はないという意気込みでこの小説は書いてるんだけども、それにしても長いな。
まぁなんかこう、ストーリーの進みを楽しむのも勿論なんだけど、1シーン長く濃く読み込んで、どっぷりその世界に浸れるようなものが好きだからさ。
そういう、一気に読み進めるというよりは長く濃く楽しむような、私自身もたまに好きなシーンを読み返してたりしてるんだけど、そんな楽しみ方がしたくってね。
そういうのもあって最近ゴリゴリに伏線敷きまくってたり、今後使わないかもしれない細かい設定とか考えたりしてて、それがまた楽しくてw

今回の最新話とかだと、物語の軸に触れてくるような伏線回収だったり、ルシス先生のまさかの種明かしがあったりしたんだけども、これからは物語のストーリーにそんなに関係ないところとかでもそういうことやりだしそうで(笑)
気が付く人は気が付いてくれるかな。気が付いてくれたらここもっと楽しめるかな。でも、気が付かなくてもそれはそれでいいや、みたいなね。

曖昧なものを曖昧にしつつ忘れたころに種明かしとか好きなんですよ。読者に全く優しくない自己満作者だからさ…(笑)

あーーー、そしてずっとネタバレになるから言わないでいたうちの子語りまたしていいかな。
めっちゃため込んでるヤバイ。どっちが本編だよってくらい。うける。
すげー喋るけど許して(笑)

えとね、最近、ヒロインとの絡みは勿論なのですが、メンズ同士の絡みといいますか、彼らのお互いの感情の伝え方みたいなものを少しずつ意識して書いていて、それが中々楽しいです。
ルシスとハイデス、ジェイドとハイデスは特に関係性が深い方々なのでやりがいがあります。
ジェイドにとって、やはり絶対的な存在はハイデスであって欲しいんです。ヒロインはクロヴィスの正式な養子ということを除いても、命を救ってくれた恩人ではありますが、それでもハイデスに勝るものは無いのだと感じております。
多分ハイデスより確実にヒロインの父親ポジションですし、ヒロインの悩みも、ハイデスの苦悩も、両方受け止めてその真ん中で目立たず、けれどしっかりと二人を支えていくそんな人であって欲しい。

あの、ハイデスとの捕食後、ヒロインが目覚めて、ハイデスとルシスの言い争いに遭遇してしまった後のシーン。ヒロインが不安をジェイドに溢した時にジェイドは最後何も言わずにヒロインの事をしばらく抱き止めてるんですよ。ハイデスの気持ちを疑わないでくれと言いながら、自分のその腕で思わずヒロインを抱き止めてしまう、そこにちょっとまたヒロインとジェイドのときめきが!って認識で最初は楽しんでくれたらな、みたいな。
でも、そのあとに、ヒロインと致した後のハイデスのあの死にそうな場面が出て、どれ程にハイデスの事をジェイドは心配していたかってのを少し出しているんです。
ハイデスのあれを見て、それでも尚自分の事よりもヒロインの身を心配する主に、ジェイドはどういう気持ちだったんでしょうかね。
ジェイドはハイデスが眠らされてから目覚めるまで、片時もその隣を離れてはおりません。作中であんまり言ってしまうとBLみたいに捉えられてしまう可能性をそこは配慮というか、本当に見せたい部分が霞んでしまう恐れがあったので、ハイデスの回想にある、何て顔をしてるんだ、っていう、その言葉に詰め込んだつもりです。(笑)
なので、あのヒロインを抱き止めてるシーンは、ヒロインとジェイドの、というよりは、ハイデスの想いが完全に空回りしているそれを目の当たりにして、自分はどうしてあげることも出来ない葛藤でしょうね。ハイデスが、どれ程苦しんでいるのかを、ジェイドはヒロインに伝えることは出来ない。言うなとあれだけ口止めされては何も言えない。でも、ハイデス自身は今ヒロインを笑って抱き締めてやれる状況じゃない。

そういう、ジェイドもジェイドでかなり複雑な心境を抱えていると思うのですが、そこも今は作中では触れないと思います。でもやっぱり、ジェイドがヒロインとハイデスとの間で、二人を支える今のそのポジションにいい仕事するじゃないか!!と褒め称えたい私の気持ちを吐き出したかったのでここに記す(笑)

ルシス先生も本性というか、どういうポジションなのかがわりと明確になってきたし、楽しいね!
セラフィム君を追い払う時に、また僕の邪魔をするのかってセラフィムが言ってたのを覚えている人は何となく分かってたんじゃないかなぁ。
あの台詞はゆるい付箋でしたね(笑)
ルシスはこのまま敵なのか味方なのか絶妙なバランスを保っていきたい。ヒロインと他のキャラ、特にハイデスへの接し方のギャップもかなり出していってるので、私自身楽しんでおります。(笑)
正直、彼が敵なのか味方なのか、私自身良く分かっておりません。ストーリー的にも、どのサイドが敵で味方なのか、私も分かっていないのです。
というか、決める必要も無いかな、と思います。ただ、彼らそれぞれの思う道があって、それらにそぐわない、己の道の妨げになるなら敵になるわけじゃないですか。しかし実際は全員が違う道を描いている筈なんですよ。絶対に9割のキャラには求める道とは違った未来が待ち受けているのだろうなと思いながら書いてます。

最近、物語とかキャラの事を考えてる時にずっと宇多田の、誰かの願いが叶うころ、が頭の中で流れております。つまりはそう言うことです。(笑)

でもまぁ実際、人間関係なんてそんなもので、ハッキリと敵と味方に分かれている関係性なんて少ないじゃないですか。利害が一致すれば手を組むし、邪魔になるなら排除するか然り気無く距離を取って邪魔にならないポジションを探る。
その中で関係性を保っておいた方がこの先何かと便利なら妥協案を探したりね。その人の全てを受け入れることも全てを否定することも、そんなこと必要無い訳で、あからさまに敵対心を剥き出しにするような馬鹿は好きじゃないなぁって思ってます(笑)
利口な子達に育てていきたいですね。どう考えても腹黒そうだが、でもリアリティーあって良いですよね。
でもね、決して悪意があるわけでもないんですよ。ヒーロー組にはヒロインを想いつつ、自分の方へ引き寄せたいだとか、その周りの関係性も勿論彼らに意識させながら動かしていって。その中でやはり求めるものは一方的な支配ではなくて、心までも欲しいと思わせたくて、故に悩んで苦しんで、それでも諦めきれないんだという葛藤の中にぶちこんでいきたい。(笑)


そろそろ、ストーリーも進んで来たので言いますが、この物語に悪役はいません。
ヒロインにとっての悪役は存在しません。

読む方が、ヒーロー組に推しが出来た時に初めて敵が出来る感じかな。読んでて、その推し以外がほぼ全て敵に見えるようなキャラ作りを意識してます。
だから、メインヒーローがいるようで、でもどこか完璧でない。その完璧じゃない部分を他のヒーローに持っていかせるような、そんな流れになっていればいいな。
どこまでどう表現出来るかはわからないですけどね(笑)

必死に足掻いても、どうしても埋められないモノを他の誰かに取られ、そして奪っておきながらまた他の誰かに差し出してみせる。わざと泳がせてずっと好機を狙っている。
今のところそんな人達しかいないメンズ組だけど、ヒロイン大丈夫かしらね。大変ねぇ…(他人事)

でもまぁ、私も、曖昧なものを曖昧なままにさせるだとか、少し匂わせて意識させるのだけれど明確にそこに好意があるとは表現しないまま進めていくのも好きなんですね。今のところそんなに無いですが、なので今後色々混乱はあると思いますが、それも楽しみとして読んでもらえたら嬉しいです(笑)
ハッキリさせて!って思う人には合わない、もどかしい構成かもしれない。
でも、その曖昧さも含めて曖昧な中での揺れ動く感情とか関係性とか、そういうのを書きたいなぁって最近思ってるんですよ。故に回りくどくて長ったらしい言葉選びになってるのは申し訳ない。


そしてもう、ハイデスが、可愛いね……もはやキャラ崩壊レベルに来ているが、それでいいと思っている。
でも、ハイデス目線の回想シーンではかなりみっともないというか、けして格好いいとは手放しで言えない姿を晒しておりますが、ヒロインの前では格好いいハイデスさんでいるのです。
今回で、読者とヒロインの目線に随分と差が出てしまったなぁ。
でも、あんなに美味しいシーンを隠してしまうのは勿体無くて(笑)

それと、ルシスとの言い合いシーンで、ハイデスが罵倒するとしたら何て言うんだろうって思ったけど、思いの外子供っぽい単純な言葉の方が似合っていたので子供っぽくなってしまった。ルシス先生相手だとあんな感じになっちゃうんじゃないかなって(笑)もっと格下とか、違った立場ならまた言葉選びは変わったのだろうけども、あの精神状態でヒロインの言質を取られたあの瞬間はもう駄目だと思うんですよ…。
ハイデスに、くそがって言わせたい症候群。

あー、早く本編書かないと本気で追いついてしまう。
これから2週間に1回とか、3週間とか更新開くかもしれないけれど許してね。

でも行き詰り過ぎるとまた年単位で空くから無理せず書きます。

でもなんてったって、次からはルシス先生のターンだからね!!テンションはばっちりだよ!
ずっとお預け喰らってたからガンガンで行くよ!

ただ、たまにモチベーションダダ下がりするときあるから……完全に自己満な筈なのに、この小説誰が好きなん???って思っちゃうときあるよね。
そんなんだから向こうでアンケートとかやっちゃったよ。反応ちょっとあって嬉しいです。えへへ。
おっしゃ、そんな感じで書いていきますので、よろしくおねがいします。またこんど!


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