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R18
side 圭登


「なあ、明日数学テストだよな」
「ああ」

「賭け、しねぇ?」

その一言が、きっかけだった。
何となく嫌な予感もしたが、数学は得意科目だし、負けないだろ、と思ってたら。

「95点」
「……93点」

あの時頷いた自分を殴り飛ばしてやりたい。
何で頷いた、馬鹿だろ、見てみろ目の前の奴のにやけ面を…!


「じゃ、とりあえずベッド行くか?」


……泣きたい。


「自分で入れて自分で腰振れよ」
「ふざけんな」
「ふざけてねぇよ大真面目だ」
「無理に決まってんだろ」
「何だってするって、頷いたよな?」
「それとこれとは話が、」
「別じゃねぇし、いい加減腹括れって」

それからベッドに押し倒されて、あれよあれよと服を剥かれ、抗議する前に後ろに指を突っ込まれ、気付いたら身体の力が抜けて、そうしたらやっと指を抜かれた。
ただ解されるだけの行為はいつもと違って、あの痺れるような感覚は無、…待った、今の無しだ、別にそれがどうだとかは思ってない。不可抗力だ。

「くそ、しね、あとで覚えてろよ」
「はいはい」

祐貴の腹に両腕をついて支えにしてるが、…このまま力かけて圧迫してやろうか。

「圭登」
「……、さっさと、終わらせるからな」

片手を腹部から離して祐貴のものを掴んで、少し浮かせた身体の中に、埋め込む。
ぐぷり、嫌な音がして、異物感が、襲ってきて。

「いって…!お前、圧死させる気か…!」
「は、腹上死、嬉しいだろ?」

腹に置いた手が力んだのは仕方ない、許せ、わざとだ。




「はやく、イけよ…ッ、」
「っ、だったら、もっと動け、」

プライドを無理矢理殺して腰を揺らして、異物感を無理矢理殺して締め付けて、普段じゃぜってぇやらないことして、もうさっさとイかせて終わりにしたいのに、全然イきやがらない。

大体、何で俺がこんなことしないといけないんだ。
テストで負けたって、それだけで、こんなのおかしい、絶対、馬鹿が。

「なぁ、圭登、お前もっと腰振れよ」
「は、ぁ!?」


「当たってねぇんだろ、イイトコ」


…ッ当てるわけねぇだろしね!
つーかそんな、自分の体のこと、なんて、知るか、馬鹿!

「物足りない顔してんだよ、さっきから」
「るせぇ、してない、」
「いたた、」

顔面を手の平で掴んで、黙らせる。
にやにやすんな、おい待て、その顔した時のお前は禄なことしないよな。

「教えてやろうか」
「断る」
「遠慮すんなよ」


断る、つって…!


「ぅ、ああ…ッ!」


俺の言葉なんて無視され、下から突き上げられれば、身体が知らないうちに跳ねた。

ぞくん、とあの感覚が走って、もう、無視が、出来ない。



「ほら、動けよ、圭登」



ふっざけんな畜生…!

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