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「#エロ」のBL小説を読む
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呆れるくらい愛しているから


業務を滞りなく終えてパソコンをシャットダウンする週末の仕事上がり。酒の誘いを軽くいなしてオフィスを出れば、同じく帰り支度をした左之とエレベーターホールで出合った。

「おう、お疲れ。あいつらと飲みに行かねえのか?」
「予定がある」

あいつらと言って左之が振り返った先には幾人かの女性社員。その中にはなまえの姿も見えた。俺は興味などないという体でエレベータードアの上の階数表示を見つめていた。

「あの中に斎藤目当ての女が何人もいるんだぜ?」
「俺には関係ない。あんたこそ」
「俺は、あれだな、年貢の納め時ってやつかな」

左之が辟易した風を装って小指を立てて見せた。些か古臭いそのゼスチャーは彼の恋人の存在を示している。
俺は答えずに上ってきた箱に乗り込む。
一階のエントランスホールに到着しドアが開けば、待ち兼ねた様に此方に近づいてくるのは俺も見知った顔で、それが左之の交際している女性だ。俺は目だけで頷いて見せて二人に背を向けた。
会社の最寄り駅から40分、乗り換えを経て駅に降り立ち構内の本屋に立ち寄る。意味もなく目に着いた日経のダイジェスト版を手に取りパラパラと繰って時間をやり過ごす。興味を引く記事を見つけそれを購入したところで幾らも時間は潰せなかった。
俺は歩く速度が比較的早い。それでもアーケードの中、左右の店舗を見るともなく見ながら歩く。すぐに商店街は途切れ暮れかけた道を一本裏に入れば、その先に見慣れた三階建ての建物。
こぢんまりとしたエントランスに踏み入れ「やはり早過ぎたか」と一人ごち、僅かに逡巡しながら鞄の内ポケットに手を入れた。俺の自宅の鍵と一緒に指先に触れるもう一本の鍵。ちゃりと小さな音を立ててそれを取り出した時、背後から声を掛けられた。

「は、はじめっ」
「なまえ」

振り返れば息を乱したなまえが俺の元へ駆け寄ってきた。少し目を見開いて見つめる俺を笑顔で見返した彼女は、肩にかけたバッグの中から部屋の鍵を出しながら「はじめったら足が速すぎる」と苦笑し自室ドアの鍵を開けた。

「気づかなかった」
「通りからこの道に入ったところでもういいかなって思って追いかけてきたの」

振り向いたなまえはいつものように愛らしく笑った。
俺の方は駅からでも、何となれば会社から共に肩を並べて帰って来たとしても一向に構わないのだ。
喉まで出かかった言葉を飲み込む。微かに諦めに似た境地になる。こういった話はこれまでに幾度も繰り返してきた。
あまり広くはない玄関にパンプスを揃えたなまえの後に続きながら、彼女に気づかれない程度に小さく溜息を漏らす。

「すぐにご飯作っちゃうね」
「ああ、ならば一緒に」
「下拵えは済んでるの。すぐだから」

なまえは寝室にバッグを置きクローゼットから俺の着替えを取り出して、清潔なタオルと重ね差し出しながら微笑む。思わずその手を引いて抱き寄せれば少し困った顔をして「はじめは先にシャワーを浴びてきてね」と逃れてキッチンに立っていき、手を洗って冷蔵庫を覗く。その一連の動作はいつもと変わらぬもので何の不自然もない。
急な仕事でも入らぬ限りほとんど毎週末を二人で過ごしてきた。職場で出逢い俺達は恋仲になった。所謂社内恋愛である。もう二年にもなるだろうか。しかし未だに社内の誰も知る者はない。俺達のこの関係を秘匿することはなまえの強い希望だからだ。
まるで悪い事でもしているかのように他人の目を盗みこうして僅かな時間を共有することに、一体どのような意味があるのかと俺は疑問を持ち始めていた。
先ほどオフィスビルを出る間際に左之が肩を抱いた女性の姿が刹那過る。俺達の会社は特に社員同士の交際を禁止してはいない。殊更に言い立てる必要は無論ないし、左之の様に大っぴらにすることを良しとするわけでもないが、なまえの望むように徹底的に隠さねばならぬ理由も正直に言えば解らぬのだ。
俺はなまえを心から大切に想っている。この先に続く将来をなまえと生きていきたいと、もうかなり以前からそう考えるようになっていた。
だが彼女の方はどうなのだろう。
濡れた髪を拭いながらリビングに戻れば整えられた食卓。献立は常に俺の好みを考えられた薄味の料理で味も申し分ない。ビールを注がれたグラスを合わせ共に食事を楽しみながら寛いだ笑顔を見せるなまえと俺は恋人としての相性も良い筈だ。俺達は愛し合っているのだとかつて疑ったことはなかった。
その確信がぐらつき始めたのはいつからだったか。
俺となまえとの間に目に見えない薄い壁が確実に存在していると気づき始めたのは。
深夜のベッドの中。幾分気怠い身体と満ち足りた心で小さな背を腕の中に収め髪に顔を埋めた。軽く息を吸い口づけた耳元に「なまえ、そろそろ、」と呟きかければ彼女が身体を固くした。

「俺のマンションでも、新しく部屋を借りるのでもいい。共に暮らさないか」
「……待って、はじめ」
「…………」

……俺との結婚を真剣に考えて欲しい。

遮られた言葉の先を続ける勇気がもう俺にはなかった。「待って」と言われたのは初めてではない。
俺はもう充分に待ってきたつもりだ。なまえとの将来を望むようになり折に触れその想いを告げるたびに、彼女は悲しげな声で幾度となく俺の言葉を止めてきたのだ。

「あんたは俺のことを一体」
「好きよ。はじめを好きだけど、まだ……」
「まだとは? ではいつになったら」
「ごめんなさい、だけど……」

腕の中で涙を零すなまえを抱き締めたまま俺はやるせない気持ちを持て余す事しか出来なかった。





同期で入社したはじめを好きになってしまったのはきっと私の方が先だったと思う。言葉数が少なく黙々と無駄なく仕事をこなし上司の信頼も厚く、また恵まれた容姿を持つ彼は女子社員からも隠然とした人気を得ていた。
私はそれまで男性とお付き合いをしたことなどなかった。これと言って目立つことのない普通の女子社員の私はそっと見つめているだけで十分に幸せだった。その想いは映画俳優にでも憧れる気持ちと似ていたかもしれない。
ある日の終業後帰宅途中に男の人から絡まれて困って居た時、たまたま通りかかったはじめが助けてくれたことがある。それからごくたまに個人的に言葉を交わす様になったけれど、その頃から嬉しい気持ちの反面、恐れに似た気持ちをも覚えるようになった。
それでもはじめに交際を申し込まれた時、気づけば私は頷いていた。
彼と一緒にいるとどこからともなく刺すような視線を感じる。自意識が過剰なのかもしれないと思う。それでも怖かった。職場に仲の良い友人がいないわけではない。だけど私はプライベートな話はもともとすることがなかったし、ましてやはじめと恋人として付き合っているなんて誰にも話すことは出来なかった。
私はただ、壊したくなかっただけ。失いたくなかっただけ、ささやかな幸福の時間を。
深夜スマホが鳴る。誰からの電話なのか画面を見なくても解っている。

『どうしてる?』
「また飲んでるの? もう寝たほうがいいよ」
『変な男に騙されたりしてないでしょうね? 私はあんたのことが心配で』
「大丈夫だよ。明日会社だし朝早いから切るよ」
『男なんて信じちゃ駄目。不幸になるだけ』
「わかってるから。おやすみ」

地方で独り暮らしをしている母が忘れた頃にかけてくる電話の内容は、子供の頃から幾度も繰り返された言葉。私の頭の中に嫌と言うほどにこびりついている。

男なんてみんな同じ。甘い言葉を囁いて近づいて飽きたら簡単に棄てるのよ。そうして新しい女を求める。あんたのお父さんはそうして私達を棄てたのよ。だから男なんて信じては駄目。

耳を塞いでも頭を抱えても逃れられないその呪縛に私はがんじがらめにされて行く。
はじめに想いを告げられた日、憧れていた人に好いて貰えていた事を嬉しく思うと同時に、心のどこかで絶望を感じたのも事実だった。
恋が始まるということは取りも直さず終わりに向かっていくことと同じ。私はこれからはじめとの終わりに向かって真っ直ぐに進んでいくのだと思った。はじめに対する好きの気持ちは止めることも叶わずに大きくなっていく。私はいつも自分自身の中の矛盾に引き裂かれそうな心持ちでいた。
はじめが幾度か「一緒に暮らそう」と言ってくれた。嬉しいのに悲しくて苦しくて、彼とこれ以上に近づいていくことが怖くて。
はじめはそんな人じゃない。そう思いたいのに、それでも結婚するという事は終わりを意味するのだと、母に洗脳されながら生きてきた私にはそうとしか考えられなくなっていた。
私ははじめと二度と逢えなくなることが怖い。
だからずっとこのままでいい。曖昧でもいいから彼とひと時でも過ごせる時間を失いたくない。





ウィークデイは仕事の多忙で個人的になまえと逢う時間を作ることは出来なかったが、これまでは毎夜のようにLINEやメールなどを欠かしはしなかった。しかしあの日から彼女からは何の音沙汰もなく、意地を張ったつもりではないが俺の方からもどこか憚る気持ちがあり一度も連絡を出来ぬままでいた。もう一度きちんと向かい合って話をしなければならぬ。このままでは結婚はおろか、なまえを失ってしまうかもしれぬと日が経つにつれ焦燥感が募っていた。
残業を余儀なくされたある夜。
一息入れる為に自動販売機でコーヒーを買い休憩スペースに赴いた俺は、そこに繰り広げられていた光景に目を疑った。耳に飛び込む悲鳴に似た声が無人のフロアに小さく響く。

「離して……っ」

立ち止まった俺の目の先で上背のある赤い髪の男の腕を振り解いたその姿。
それは間違いなくなまえだった。
俺の手に持った未開封のコーヒー缶が床に落ちて硬質な音を立てるのに、彼女は気づきもせずに走り去る。ややあってこちらを振り返った左之は、初めて俺の存在を知ったかのようにばつが悪そうに顔を顰めて見せ、薄笑いを浮かべて「何でもねえ、気にするなよ」と嘯く。

「あんたには恋人がいたのではなかったか」
「ああ、あれならとっくに終わった」
「どういうことだ? では、みょうじ……、なまえとあんたは」
「見ての通りだ。なまえはここんとこ落ち込んだ感じだっただろ? 気になってな。だがお前が他人の事に興味を持つとは珍しいじゃねえか」
「他人ではない」
「ん?」
「他人などではない、なまえは俺の」
「は?」
「左之。二度となまえに手を出すな」

己でも驚くほどに低い声が漏れ出た。俺の声を受け左之が理解不能とばかりに瞠目する。だが俺はこの男になまえと俺との経緯を説明してやる余裕を持ち合わせていなかった。
もうなりふりなど構っていられるか。
俺は踵を返す。向かうのはオフィスでもエレベーターホールでもない。真っ直ぐに廊下の突当りへと進む。重い金属のドアを押し開けて非常階段を駆け下りた。
彼女は俺に話せない何かを隠している、それは薄々感じていた事だった。今何を考えているのか、どういった想いで居るのか。
前後の繋がり等はもうどうでもいい。俺はただ彼女を失いたくない。望むのはそれだけだ。
これまでに幾度もはぐらかされてきたのは何故なのか。今すぐにその答えを知りたい。偽りのない本心を彼女の口から聞きたかった。
そして俺の想いをもう一度伝えたい。なまえの心に届くまで幾度でも。





左之さんは紳士的で優しくて見た目も整っていて、はじめと同じくらい女性によくモテる人だった。でも左之さんには恋人がいた筈だ。隣の部署の女性でそれは可愛らしい人だったことは私も知っている。それなのに。

男なんてみんな同じ。甘い言葉を囁いて近づいて飽きたら簡単に棄てるのよ。そうして新しい女を求める。あんたのお父さんはそうして私達を棄てたのよ。だから男なんて信じては駄目。

母がこれまで何度も繰り返してきた言葉が頭の中をぐるぐると回る。母の言うことにも一理あったのかな。
違う、はじめはそんな人じゃない。
私はやっぱり混乱している。
あの日はじめの言葉を遮ったのは私なのに、あれから連絡が取れなくなってしまったことがやっぱり悲しかった。優柔不断なのは私の方。これ以上はじめを振り回すなんて申し訳なさ過ぎて辛い。彼が私に愛想を尽かして去って行ったとしても仕方の無い事だと頭では解っている。彼には私なんかよりももっと素敵な女性がいくらでもいる。
今ならばまだ傷は浅く済む。
このまま忘れてしまえたら……。
そう思っていた癖に思い切りの悪い私ははじめが残業をしていることを知り、せめて姿だけでも一目見たいなんて思ってしまった。意気地がないくせにどこまでもみっともない私。自己嫌悪に苛まれながらも人影の途絶えた彼の課のあるフロアにそっと降り立った時。出くわしたのは左之さんだった。

「何か悩み事があるんなら俺に言えよ」

いきなり腕を掴まれて困惑した私はその場から逃げ出すしか出来なかった。左之さんは多分同僚として親切で言ってくれただけなのだと今ならば思う。それなのに過剰反応をしてしまった。
自分の心の持ち方が全てを決めるのだと思う。
私ははじめを好き。もうどうしようもないくらいに彼が好き。
でもそんなこと今更気づいたところでもう遅い。
情けない気持ちでのろのろと改札を通り過ぎた駅前はいつもの見慣れた風景なのに、色が感じられないのは私の眼から涙が止め処なく零れているからなんだろう。
はじめと肩を並べてこの道を歩くことが出来たらどんなに幸せだっただろうな。彼は料理が得意だと以前言っていた。一緒に買い物に行って食事のメニューを話し合ったりして、ひとつのカゴに一緒に食材を入れて、たったそれだけのことがどうして出来なかったんだろう。
毎日同じ朝と夜を過ごしてお休みの日もずっと一緒に過ごして、呆れるくらい愛し合ってずっとあなたのそばにいたかった。

……だけどもう何もかもが遅い。

「遅くなどない」
「え?」
「独りで泣くな」

振り返ると同時に腕を取られ抱き竦められた。驚く私の頭の後ろに当てられた手が押し付けた胸は悲しい程温かくて、何よりも安心できる優しい彼の匂いがした。思わず固くした身体の力が抜けていく。

「どう……して……」
「左之のところへは行かせぬ。よそ見などするな」
「え……?」
「俺がなまえの全てを引き受ける。何もかも預けて欲しい。俺は必ず受け止められる男になる」
「は、はじめ……、あの……人が見……、」
「見られても構わん。もう隠すことはしたくない。あんたへの想いに恥じるところはひとつもない」

身じろぐ私の身体は一層強く拘束された。決して逃がしはしないとばかりに腕の力を強めて彼が私の首元に顔を埋める。耳を擽る言葉が私の頑なな心をゆっくりゆっくりと融かしていった。さっきとは全然意味の違った涙が新しく零れてきてはじめの白いワイシャツの胸を濡らす。

「生涯なまえを愛し続ける。これでは足りないか? これ以上どう言えばあんたに伝わるのだ?」
「はじめ、私……、」
「結婚しよう、なまえ」

彼の最後の言葉は少し震えていた。思わず顔を上げればはじめが真摯な目で、だけど今までに見たことのない少し強張った表情で私を見下ろしている。こんな彼を今までに見たことがなかった。胸がいっぱいになった。その瞳を見つめたまま「はい」と小さく応えて頷けば深い藍色が柔らかく緩んでいく。
その時小さく手を叩く音が聞こえた。
「おめでとう」の声と拍手の音がパラパラと広がっていって。
え……?
気づけば私達の周りに小さくギャラリーが出来上がっていた。
少しお酒の入ったサラリーマンやOLさん達が私達を囲んでいる。

「…………」
「…………」

私を抱く腕を緩めて辺りを見回したはじめの顔が真っ赤に染まった。忘れていたけれどここはまだまだ勤め帰りの人がたくさん歩いている駅前なのだ。私の頬にもどうしようないくらい熱が上っていく。
ふと気づけば私を抱いていた彼の手には何もない。

「あの、はじめ? 鞄は……」

彼が自分の手を見る。その切れ長の目元が再び染まっていく。

「会社に忘れてきた……ようだ」
「え……」
「もう逃げ隠れは出来ぬな」

まだチラホラと私達を囲んでいる人々に視線を走らせながらはじめが言った。
あの後の左之さんとの会話をポツポツと話して聞かせてくれる。そしてそのまま会社を飛び出してきたことを。「呆れたか?」ひどく照れくさそうな彼の言葉、まだ目元を赤くしたままで小さく呟くはじめの声に私は何度も首を振る。彼が再び私を抱く腕に力を込めた。

「愛している。呆れるくらいにあんたを」

彼が私の耳元でもう一度囁く。
今度は私の番だと思った。今まで目を逸らしてきた全てに、自分自身の心にも母にもこれからはちゃんと向き合っていきたい。
そして何よりもはじめに。胸に抱えて来た想いを時間をかけて全て伝えたい。もう逃げたりしたくない。
だって私もなんだよ、はじめ。
私も、呆れるくらいあなたを愛しているから。





2014/08/26


▼風様

この度は20万打企画にご参加いただきましてありがとうございました! 大変大変お待たせいたしました。このように仕上がりましたがいかがでしょうか。風さんに頂きましたリクエスト内容のおさらいです。『斎藤さんがヒロインにプロポーズするも、ヒロインは親の離婚がトラウマでなかなか返事ができず、いろいろと悩み奮闘し頑張る斎藤さんを下さい! お願いします(><)』とこのように頂いておりました。奮闘が少し足りない感もありましたが斎藤さん、苦悶しつつも最後はなりふり構わずに頑張りました。左之さんがまた一癖ある役割となってしまい(土方さんとどちらにこの役を担ってもらおうかなと少し悩みつつ左之さんになっちゃった)左之さんクラスタさんがお読みになっていたら申し訳ない限りです。当て馬役にどうしても土方さんか左之さんを持ってくる傾向がありますね、私。(だってフラれる左之さんや土方さんかっこいいんだものスミマセン)でも作中の左之さんはフェミニストだっただけです。邪な考えはありません。結果的に斎藤さんの発奮材料となりましたのでお許しを。すみません←
離婚により男性不信になってしまった母親の言葉を聞かされ続け自分に自信を持てないヒロインさんという設定になってしまいましたが、離婚のみならず男女の関係と言うのはその人の数だけありますので、離婚がもたらすものは全てマイナスであると私は考えておりません。この関係性はこのお話の中でのフィクションです。どうぞその部分を誤解されることのないよう、あくまでも架空のお話としてお読みいただけますと幸いです。そして風さんには少しでもお楽しみいただけると嬉しいです。
この度はリクエストをいただきありがとうございました。

aoi




MATERIAL: SUBTLE PATTERNS / egg*station

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