「だって愛だから」






『だって愛だから』








遊「クロウは…俺のどこが好きなんだ?」


ク「どうした突然?」


遊「いや、お前は俺の事を好きだと言ってくれるが、具体的にはどんなところが好きなのかなって」


ク「うーん、具体的にか。そーだな…結構甘えたな所とか、実は寂しがり屋なところとか」


遊「……甘えたで寂しがり屋か?」


ク「お前、隙あらば俺に甘えてくるじゃねーか。無自覚か?」


遊「……クロウだから、甘えられるんだぞ?」


ク「そういう素直なところも大好きだぜ」


遊「……俺は本当に幸せ者だな。こんなに想われてるんだから」


ク「これからも想うけどな?今まで以上に」


遊「フフ、期待してる」


ク「で、遊星は?」


遊「え?」


ク「遊星は、俺のどこが好きなんだ?俺聞いたことないけど?」


遊「俺か?俺は……」


ク「ほらー、もったいぶらずに言えよー」


遊「うーん……そうだな……難しいな」


ク「難しい?好きなところを言えばいいんだぜ?」


遊「だって、全部が好きだから。好きなところなんて絞れない」


ク「……お前も素で嬉しい事言ってくれるよな」


遊「俺はクロウの全てに惹かれてるから。クロウが大好きで仕方ないからな」


ク「それは俺の台詞だっての。俺だって遊星の全部が好きだぜ?一つになんて絞れないっての」


遊「そう言っても、何も出ないぞ?」


ク「キス一回でもいいんだけど?」


遊「そんなものでいいのか?もっと自分の好きなようにしていいんだぞ?」


ク「そんなこと言っちゃっていいのか?調子に乗るぞ?」


遊「大丈夫だ、調子に乗るところも好きだから」


ク「本当愛されてるな、俺。今日覚えてろよ」


遊「どう覚えていればいいんだ?(クスッ」


ク「俺の愛情を肉体で表現してやるからよ」


遊「……ヘンタイ」


ク「お前だけに、な」


遊「……知ってる」


ク「ならいいじゃねぇか」


遊「そういう、クロウの変態なところも好きだけどな」


ク「本当…遊星好き」


遊「……俺もクロウ好き」


ク「知ってる」


遊「俺だって」









鬼「ちょっとアレ、収集つかないんだけど」


JA「放っておけ」

[ 41/211 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -