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とりあえず俺はエースとは別に親父に夜通し説教を受けることとなった。


そもそも親父は俺が船を降りる許可を出していないし、今後も許可を出すつもりはないと言いきられてしまった。

エースはずっと俺にくっ付いてるし、サッチは泣きながら「デザート食わしてやるからぁっ」と縋り付いて来るし、マルコは俺が船を降りようものなら俺を殺しそうな勢いだし・・・


「・・・何か、ごめんなさい」

誰も怪我してないし、最良のエンドのはずなんだけど・・・

そう思いつつも謝ったらまた親父の愛の鉄拳を頂いた。痛い痛い。


親父は深い深いため息をついて、こちらに手を伸ばしてきた。

まさか二度連続で愛の鉄拳を?と身構える俺。






「・・・辛かったな」

「・・・・・・」


ぽんっと親父の大きな手が俺の頭を撫でる。

何のことだかわからない。もしもループのことを言ってるんだったら、別に親父が気にすることじゃない。

なのに、何故だろう・・・






「あれ・・・何か、止まんない・・・」

俺の両目から流れる涙は、しばらく止まってはくれなさそうだった。






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