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『…っ、好き、です…っ』

肩を小刻みに震わせて、顔を真っ赤にさせながら小さな声で懸命に言う春花。あれから、一年近く経った、今日。俺の機嫌は最悪だった。


「生」

店員につっけんどんに注文を言う。はーい、と愛想良く答えながら店員は俺をちらちらと確かめるように視線を寄越すのを忘れない。椎名翼かどうか勘ぐっているのだろう。

俺の前いる柾輝は、もぐもぐと焼き鳥を食べた後、言った。

「お前が悪いわ」

至極、当たり前の口振りで。

「…確かに、俺が悪かった。でも、」

「でもとかつまんねえ言い訳すんじゃねえよ。だっせェ」

ビールを片手に容赦ない正論を突き付けてくる柾輝に二の句が継げない。この俺が口で負けるなんて初めてじゃないだろうか。いつもと反対だ。

「はーっ」

重苦しいため息を吐いたあと、「お待たせしました〜」と軽やかな声とともにビールが置かれた。

なんでこうなる…。

忌々しい記憶が、再び頭の中に浮かんだ。






久しぶりにオフが取れるし、飯でも食いに行く?

そうメールを送ったら、ものすごい速さで了承のメールが返ってきた。あいついつも携帯触ってんのか?と呆れるぐらいの速さではあった。でも、舞い上がっていることが文面からも伝わってきて、素直なやつと苦笑が漏れた。春花が住んでいるマンションまで向かいに行って、車にもたれるようにして待っていると。

春花が見慣れない男と一緒にエントランス口から出てきた。

春花は男にばいばいとにこやかに手を振る。そして、俺に気付いて子犬のように駆け寄ってきた。いつもなら俺もにこやかに応対する。そう“いつもなら”。

「…今の誰」

思ったよりも低い声だった。春花は俺の剣幕に目をぱちくりと瞬きさせ、ああ〜と呑気な声を出した。

「友達です。一緒に映画観ていたんですよ」

「お前の家で?」

「はい」

なんてことないように、さらりと、言いのける春花。

「翼さん、私お腹ぺこぺこです。翼さんが連れて行ってくださるところ、毎回すっごくお洒落ですよね〜。ネットで調べてみたらびっくりしちゃいました。すっごく楽しみで…翼さん?」

黙り込んだ俺に気付かず、呑気に饒舌に語る春花が俺の顔を覗き込んできた。去年とは違って、程よい化粧が施された顔。髪の毛はハーフアップに纏められていて後れ毛がどことなく色っぽい。

こんな姿で男とふたりっきりとか。

「馬鹿?」

吐き捨てるように暴言が口から突いて出てきた。言われた春花は「…え」とぽかんと鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしている。俺は春花にどんどんキツイ口調でまくし立てていく。

「あのさ。お前は女で、相手は男なんだよ。お前にとっては友達かもしれないけどアイツにとってお前は友達じゃないかもしれない。前から思っていたけど、お前どっか抜けている。何かが起こってからじゃ遅いんだよ?」

「で、でも、何もなかったですし。それに、祐樹くん彼女いるし」

…。

祐樹くん、ねえ。

ほー、大変仲がよろしいこった。

春花が男の名前を下の名前で呼んでいることに対して、さらに苛立ちが湧き上がった。それに対応するように、口調もどんどんなじるようなものになっていく。

「へーえ。お前は彼女持ちの男を家に連れ込むようになったのか。感心感心。彼女がいるのに他の女の家に上がり込むソイツもたいしたもんだね」

「連れ込むって…そんな大袈裟なものじゃないです。祐樹くん、彼女のこと大切にしているすっごく優しい人だから、私になんか変な気起きませんよ。私じゃなくて、もっと素敵な女の子の家に上がっていても、絶対に変なことなんてしません」

男を庇うような言葉が春花から出てきて、かちんと癇に障ってしまった。

「どうだか。彼女とお前の二束草鞋狙ってんじゃないの?」

せせら笑うように言ったあと、春花の周りを纏う空気が変わった。

あ。

春花は眼の淵に涙をうっすらと浮かべて、俺を睨みつけていた。

震える声で、小さく叫ぶ。

「翼さんにそんなこと言われる筋合いない…!」

そしてそのまま身を翻して、家に戻って行った。

…しくった…。

昔からお前は一言多いと、親に散々説教食らってきたのに。これだから。時々俺は自分のことが心底嫌になる。












思い返して、はあっとため息を吐いた。ため息をつくだけで何も改善策はできていない。なんて無駄な時間だろうか。

「翼って時々やらかすよな」

「うるさい」

その通りなのだが素直に肯定するのも悔しいので意味のない暴言を柾輝に吐いておく。

「ま、でもお前の場合さ。いっつも完璧すぎんだよ。非の打ちどころがないっつーの?だから、こうやって時々やらかすことでつり合いがもてているんじゃね?」


そう言われても、時々やらかす度に今まで積み上げてきたものが全てぶち壊しになっていたらきりがない。

去年、俺は積み上げてきたものをぶち壊して、スペインのチームを解約されて、日本のチームにいる。別にそれについて後悔はない。もう一度積み重ねればいいだけだ。でも、人の気持ちというのは一度壊れてしまったら、もう二度と元に戻らないかもしれない。

告白しなくていいのか、とか何様だ、俺は。

自分の傍に年下の女がいるのは初めてのことだったから妹がいたらこんな感じか、と思った。素直な性格をしているから、ついつい兄貴面をして可愛がった。

真面目で大人しい。はっきり言うと、地味な女。

地味な女だと、妹のようだと高をくくっていた、そんな女に。
そんな女の、押し付けがましくない、包み込むような優しさに、何度、救われてきたことか。

「翼ってさ、つまり、春花のことどう思ってんだよ」

「どう思ってるか、か。…ちょっと、整理させたいから聞いて」

「ぶっ、翼にそんなこと頼まれるとか…」

「茶化すならいい」

「わかったわかった。拗ねんなって」

くっくっと喉で笑う柾輝に話すのは面白くないが、一年以上こんがらがっていた気持ちを、ぽつりぽつりと、漏らしていく。

「俺はさ、玲以外恋愛感情持ったことないんだよ。玲と結婚するのは俺だって根拠のない自信持っていた。ガキの頃の俺の未来予想図では、今頃玲と結婚していてスペインかフランスあたりのチームに所属」

「全然ちげーな」

「そうなんだよ。計画が狂った。春花っていう、女も出てきて。ほんと、狂った」

春花の存在はイレギュラーだった。
本来、俺が関わることのない人種。
スポーツにてんで興味なくて、サッカーのことも全然知らなかった。体育でやったぐらいだという。

『翼さんはディフェンダーをやってるんですよね。それで、センターバック』

ある日、確かめるように訊いてきて。そうだと答えるとふむふむ…と頷いていた。他にも色々と詳しくなっていたので、よくそんなに調べ上げられたねと感心すると、照れ臭そうに笑いながら、『翼さんが人生かけていることですもん。知りたくなったんです』と。

「特別って言えば、特別なんだ。泣かしたくない、笑っていてほしい、って思う。今日のは間違いなく嫉妬だった。でも、恋愛感情から起こった嫉妬とは言い切れない。最低な例えだけど、子供が自分のオモチャを他人に渡したくないってやつかもしれない」

わからない。わかっていることは、手放したくないということだけ。

それだけは、一年前の空港の日からわかっている感情。

「翼」

「なんだよ」

「今のお前すっげえだせえけど、いいんじゃね?」

柾輝はニヤニヤと面白そうに口角を上げていて、一発ぶん殴りたくなる程度には腹が立った。





明日はお互い午後からの練習なので、さんざん呑んだ。無理矢理突き合わせたので俺の驕りということもあって、柾輝はいつもより呑んで食った。

「ごっそーさん」

「お前食いすぎだっつーの」

「人生相談きいてやったんだから別にいいだろ」

「ったく…」

二人で歩いていると、いつのまにか周りはカップルしかいなかった。居酒屋の通りを抜けたあと、ラブホ街となっているからだ。甘ったるい雰囲気を出しているバカップル達が目について仕方ない。忌々しい。

すると。ここにあるはずのない声が聞こえてきた。

小さくて聞き取りにくいけど、助けを求める声。

「…ん?なんか…聞いたことある声が…」

柾輝がようやく気付いたころ、俺は駆け出していた。真っ直ぐに、声の元へ走っていく。

「やだっ、やだってば…っ」

「いやいや、ここまできてそれはないって」

「私こんなところ来るなんて聞いていないっ」

声はどんどん近づいていく。

「お預け一旦食らわせたんだからさー、もう一回ってのはひどいって。別にいいじゃん。処女ってわけじゃねーんだろ?」

下品な声で話しかけるな。

汚い手で触るな。

俺は、春花の手首を掴んでいる汚い男の手を掴んで、振り払った。

「つ、翼さん…?」

春花が驚いたように、俺に話しかける。だが、今、俺は目の前のこの汚い男にどう落とし前をつけてやろうかということで忙しくて、構ってやる余裕はなかった。

「ラブホに嫌がる女を無理矢理連れ込もうとするとか、だっせーなお前。原始人の方がお前より口説くのうまいんじゃない?あ、でも、これ原始人に失礼か。お前なんかと比べるとか」

男をせせら笑うと、男の顔色が変わった。暗いのでわかりづらいが怒りで赤くなっているのだろう。

「お前に関係ねーだろ!」

「ある」

噛みついてきた男の発言に真っ向から否定した。真っ直ぐに見る。この顔、昼間の男か。ほらやっぱり俺の言った通りだ。お前のことそういう目で見ているって言っただろう。

「関係ある」

だって、俺がそういう目で見ているから。

自分と同じような目で見ていたから、わかったんだよ。

「…こっち来て」

春花の手を掴む。春花は何も言わず、そのまま引っ張られるようにして着いてきた。

「え、ちょ!おい!」

「あーそこのお前。ご愁傷様」

「は!?お前誰…え、もしかして…黒川柾輝…!?」

後ろが、がやがやとうるさい。アイツは柾輝がなんとかしてくれるだろう。また借りを作ってしまったな。ちらりと振り向くと、春花が顔を俯けていた。ぽろぽろと涙をこぼしている。

こういうのをデジャヴと呼ぶのだろう。

でも、どこか違う。どこが違うのか、俺は知っている。

ぽつりと頬に雫が当たって見上げると、どんより曇り空だった。突然の通り雨にぎょっとしている間に本降りになっていく。あっという間にずぶ濡れになっていき、まずいなと辺りを見渡すとタクシー乗り場が少し離れたところにあった。

「走るよ」

春花の手を強く掴んで引っ張る。雨音に紛れて鼻を啜る音が聞こえた。











とりあえずシャワー浴びてこい、と言うと、春花は申し訳なさそうな表情で「…え」と漏らした。いいから、と着替えを押し付けながら脱衣所に押し込む。

濡れた髪の毛がはりついた項が頭から離れられない。はあ、と息を吐きながら着替えを済ませ、ベッドに腰を掛けてタオルで髪の毛を乱雑に拭く。

勢いのまま家に連れてきたけど、しくじった気がする。

夜中に、ふたりっきり。お互い意識してないどころかバリバリに意識しまくっている。

…どう考えてもヤバイだろ、これ。

キィッとドアが開く音がした。ペタペタとフローリングを素足で踏む音が続く。音の方向に顔を向けると、俺の服を着ている春花がぼんやりと立っていた。頬はほんのり赤みがさしていて、目はとろんとしている。

…あー、もう。

「ドライヤーはいいの?」

やりきれない思いでそう訊くと、春花は「…あ」と思い出したように小さく声をあげた。髪の毛乾かすのも忘れるくらいぼけっとしているのかよ、と呆れる。俺は立ち上がって脱衣所に向かってドライヤーを取りに行き、ドライヤーをコンセントに差して、腰をかける。

「ほら、ここにもたれて」

ポンポンとベッドの脚の部分を叩く。柔らかい素材でできているからもたれても痛くない。春花は言われるままに、のろのろとやってきてもたれる。スイッチを入れて髪の毛を乾かしていく。

無言の時間が流れていくが、それは静かに破られた。

「ごめん、なさい…」

春花がぽつりと、蚊の鳴くような声で呟いた。
一度、言葉が出ると、あとは堰を切ったように流れ出てきた。

「翼さんの言うとおりだった…っ、翼さんがせっかく言ってくれていたのに、私無視して…っ」

鼻をすする音が聞こえる。

こいつって馬鹿だな、ほんと。震える背中を見ながら淡々と思う。

「わた、し、全然成長していない…っ、昔からなにひとつ…っ」

つまらない男にヤり捨てされて。

「つば、さ、さんに、まためい、わくかけ、て…っ」

見知らぬ男を一週間も家に泊めるし。

「もう、やだ、自分が、いや、消え、たい」

また男に騙されて、ラブホに連れ込まれかけているし。

お人よしなんて言葉ではおさまらない。もうこれは馬鹿だ。馬鹿の域に達している。

「春花」

びくりと細い肩が小さく跳ね上がった。

びびってんじゃねーよ。

ドライヤーの電源を切って、春花の首にぎゅうっと腕を回す。春花の髪の毛が頬にあたってくすぐったい。息を呑む音が聞こえた。

「つば、さ、さん…?」

「お前さ、何回同じ間違いすればいいんだよ」

詰ると、春花が「すみません…」と小さな声で謝る。が、俺は詰ることをやめない。

「馬鹿、大馬鹿」

「はい…」

「あのまま連れ込まれていたら、ほんと、どうするつもりだったんだよ」

「…はい…」

「俺、そんなの嫌だ。耐えられない」

ぎゅうっと、回す力に腕をこめた。

お前が他の男に触れられているとか想像するだけで、気が狂う。

庇護欲とか、そんな可愛いものじゃない。

心臓を覆う黒い気持ち、これは間違いなく、嫉妬だ。

いつからかわからないけど、お前のこと、妹みたいだとか、守ってやらなきゃとか、そんな優しい気持ちで見られなくなった。

ああ、そうだ。こういう感情を。

「好きだ」

恋と、呼ぶのだろう。

「…へ?」

「こっち見て」

ぐいっと肩を掴んで俺の方に向けさせる。春花の瞬いている真っ赤な目の中に、真剣な面持ちの俺が映っている。

「夕方は言い過ぎた。結果的に俺が正しかったけど言い過ぎた。ゴメン。もうちょっと言い方ってのがあった。それと、待たせて、ゴメン」

この俺がこんなに謝るなんてめったにないことだ。

春花がいるからだ。春花に関することとなると、俺は調子が狂う。

一言二言と大人げない発言も多くなるし、醜態を晒してばかりだ。

「俺、色々余計なことばっか言うし、待たせるし、年上ぶるくせに、こうやってお前に甘えるし、どうしようもない男だけど、」

どうして俺は、好きな女の前で一番情けない姿をさらしてしまうのだろうか。

「俺のこと、これからもずっと好きでいてほしい」

人に自分の感情を伝えるという事が、こんなにも恥ずかしくて、胸がいっぱいになって、体を熱くさせるということを二十四年間生きてきて、たった今初めて知った。

「え…え?…え?」

春花は俺の言葉がうまく理解できないらしい。目を白黒させ、動揺している。

「本当、ですか…?」

伺うように上目遣いで俺を見ながら問いかけてくる。

ふっと柔らかい笑みが漏れる。身を乗り出して、顔を春花に近づける。

コイツのすっぴん、久しぶりに見たな。

そう思いながら、目を閉じて、唇を重ねる。

返事は、唇を合わせることによって返した。

「ここまでされてわからないほど馬鹿じゃないよね?」

唇を離して、春花の顔を見ると、ぽかんと呆けていた。だが、徐々に顔が赤くなっていって、今されたことを理解し始めたらしい。震える指先で唇を触っている。

「もう一回してやろうか?」

からかうように訊くと、春花が「えっ」と上ずった声を上げた。いっぱいいっぱいであることがありありと伝わってきて、噴出してしまう。

「その様子じゃ無理そうだな。送ってく」

ははっと笑ってから、俺は立ち上がり、春花に背中を向けながらパーカーを羽織った。

「お前の着替え、まだ濡れっぱなしだったよな。乾燥機いれときゃよかったな。明日郵送で送る」

そう言いながら、振り向くと、何か言いたげな目で見ている春花がいた。

着払いは嫌だとか、そういうことではなさそうだ。そういうこと言うキャラじゃないし、コイツ。

春花は何かを言いよどんでいた。声を振り絞るように「あの」と言うが、続きの言葉は言えていない。Tシャツの裾をぎゅうっと握りしめながら、もう一度「あのっ」と切羽詰まったように言う。

「わ、わた、し、その…っ、か、かえ…っ、かえり、たく、ない…っ」

目が見張っていくのがわかる。震えながら吐き出された言葉はドラマや映画で聞きなれた陳腐な台詞だった。

「…意味、わかってんの?」

「…はい」

か細い声を出しながら小さく頷く春花に、自分の中の何かが切れそうになる。

「春花」

「は、はい」

「ベッドに座って」

そう言われると、春花の顔がいっそう赤くなった。こくんと頷いてから、ベッドに正座する。俺もベッドにのぼって、春花の体に触れると、カチンコチンに固まっていることが伝わってきた。

肩を掴んで、ゆっくりと押し倒す。

「引き返すなら今だよ。今ならまだ戻れる」

春花が俺から目を離せないように、春花をしっかりと見据えて言う。目力がある俺に、こんなに穴があくほど見られたらさらに緊張するだろう。だが、今はそんなこと知ったことではない。

俺だって、緊張している。

好きな女に、気持ちを伝えて、キスをして、押し倒しているのだ。

余裕ぶっているけど、実際は心臓バクバクで、情けないったらありゃしない。

「いや、です。戻りたくない、です。私、さっき、翼さんに…もう一回キスしてもらいたかったんです」

春花は目を伏せながら恥じるように言う。

どくんどくんと自分の心臓が波打っているのが聞こえる。

「一回だけじゃない、何回でも、お願いしたい。翼さんに、さわられた、」

続きの言葉を聞く余裕は失せていた。春花の唇を強引に塞ぐ。唇の隙間から漏れた吐息が艶やかで、更に余裕をなくさせる。

服の中に手をするりと忍ばせて、ブラジャーのホックをはずすと、春花が「あ、あの」と遠慮がちに話しかけてきた。

「で、電気けしてくれませんか?」

羞恥で潤んだ瞳で問い掛けてくるから、加虐心が沸き起こって、「なんで?」と訊くと、「なんでって、それは…」としどろもどろになる春花。

そんな春花が面白くて、可愛く思えて、噴出すと「な、なんで笑うんですかあ」と情けない声で抗議された。眉を八の字に寄せて困った顔をしている春花を見て、思った。

あー、もう、好きだ。







愛を見つけた場所

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