見た目よりも大事なもの



人は見かけによらないと聞くがこれは無い。



「あの、どうしてもこれと任務行かなきゃ駄目なんですか」


「オイコラテメー新人のくせして文句言ってんじゃねーぞ!」


「だってこれは無いじゃないですか。どうせならデイダラさんと任務のがまだ良いです」


「ああ?テメー言わせておけば…」


「サソリの旦那も新人相手にマジになんなよ!」



これのどこが。

サソリさんとやらは、天才造形師だと人から聞いた事がある。これのどこが、天才造形師なんだ。見る限りどこからどう見ても傀儡人形ではありませんか。

「だからさ、中にサソリの旦那が入ってんだって」
と聞くが、中のサソリさんとやらは一向に姿を見せない。


人は見かけによらないと聞くが見た目を疑いたくもなる。



「結局これと任務ですか」


「…………………。」


「あの私、なまえっていいますサソリさん」


「…………………。」



中のサソリさんも、外のヒルコさんとやらも無言だった

遂に言葉さえ出さないなんて、やっぱり人は見かけだ。天才造形師と聞いたものだからもっと豊かな人かと思えば、全く豊かではない。



「あの、一応これからよろしくお願いします」



これなんかとツーマンセルだなんて最悪だ。

というのがこれを見た第一印象





*pre:next#

BACK



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -