なぜ守るのか
(第25話)
サフィ「キュビット…どうしてあの時、身体を張ってまで私を…」
「決まってるよそんなの…サフィールが死んじゃったら嫌だもん…」
サフィ「だからって…怖くないんですか?下手をすればあなたが死んでいたのかもしれませんよ…?」
「怖く…ないよ。サフィールを守れたのなら…私は満足。」
サフィ「どうしてそこまで…」
「……エフィネアの私の友達……ソフィ、アスベル、シェリア、ヒューバート、リチャード、マリク教官、パスカル師匠……。みんな、何かを守るために必死になってた。
その姿がかっこよくて、私もいつか、そんなかっこいい『守る側』になれたらなぁ……って、子供の頃思ってたんだよ。
……もしかしたら、小さい頃に海に落ちたサフィールを真っ先に助けたのも、その信念が無意識にあったのかも。エフィネアの記憶はなかったけどね。」
サフィ「そう、ですか……素晴らしい大人達がいたんですね…」
「うん…」
サフィ「……あ。紅茶淹れましょうか?」
「いいの?じゃあ、お願い」
サフィ「じゃあちょっと待っていてくださいね」
サフィール、離脱
「……。」
(ほんとはね…怖いんだ…怖かったけど…)
キュビットがあの時生まれた化け物に恐怖を感じていたことを裏付けるスキット。
しかしサフィールの前では気丈に振舞ってしまう…。
ちなみに療養中でスキット背景は病院のベッドだと思う。か、宿屋泊まり中スキットの真っ暗画面かな。