2


「ア、見えて来たヨ!」

マホロアの声に顔を正面に向ける。まだ遠いからよくわからないけど、遊園地やテーマパーク、のようなものだと思う。ちょっと小さいけど、大きな遊園地よりもよっぽど楽しそうだ。
入口に立って手を広げ、マホロアは自慢げに話す。

「すごいデショ?これボクが作ったんダヨ〜」

彼はローアもそうだが、機械を弄ることに長けている。ぼく達がスフィアを持ってきてもすぐにパパッと治してしまうし、もしかしたらやることがなくて暇だったのかもしれない。

そおっとテーマパークに足を踏み入れる。相変わらずニコニコと顔を綻ばせてマホロアはこっちだヨォと手招きをする。何個かステージがあって、チャレンジモードの強化版みたいなものだと、嬉しそうな説明を受けた。

「最終ステージにはちょっとしたサプライズもあるんダヨォ!さ、行こう、カービィ!」

そう言って、マホロアはぼくの手を引く。一番最初のステージは、定番のソードだった。

prev next

[back]


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -