新しい世界を作ったんだ。

マスターハンドは誇らしげに、それでいて申し訳なさそうにぽつりとこぼした。こうなることは事前に聞いていたし、ボクにとっては三度目だから、別にどうってことはない。

ごめんね、と泣きながら言ったのは誰だったか。Xは放置され、forが生まれる。すなわちそれは残るファイターが生まれるということである。

別に気にしてないよ。震えた声は誰だったか。覚悟はできてたから、別に悲しくないし、一人じゃないから、大丈夫。

光に包まれて、ファイター達は消えた。新しい世界で、新しいステージで、いつも通りに乱闘をする。

不意にサイレンが聞こえた。口角が上がるのが自分でもわかった。

｢ハロー、スマッシュブラザーズ！｣

＜＜挑戦者があらわれました＞＞


fin.
20140917


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