夢ちゃんからの頂き物!


予想済み

--------------------------------------------------------------------------------
「あついー…ひまー…」

 サファイアは1人床に寝転びゴロゴロと動く。今日は久しぶりにミツルの家に3人で遊びに来た。それなのに…

「五月蝿いな!クーラー効いてるしジュースだって出してもらってんのにぐだぐだ言うな!」

「じゃあ、ひま」

「じゃあ、じゃねぇ!」

 怒鳴ったせいでこっちも暑くなってきた。ルビーは相変わらず裁縫してるし、ミツルはルビーから貸して貰った本読んでるし…。はっきり言うと俺も暇だった。遊びに来たと言っても何をするか決めていなかったし。『あ』とサファイアはいきなり勢いよく起き上がった。

「海行くったい!海!」

 その言葉にルビーとミツルが顔を上げた。

「お前いきなりすぎじゃ…」

「良いんじゃない?海」

「うん。僕も行きたいな」

「へ?」

「やった!じゃあ今すぐ行くったい!」

 うきうきと支度を始めるサファイア。あっさりと賛成した2人に驚いた。ミツルは『海なんてなかなか行けないんだ』と苦笑した。ミツルは体が弱いからまあ仕方ないだろうと思う。

「で、ルビーは?」

「僕?…サファイアに水着作ったから着て貰おうと思ってね」

「そんなことだろうと思った…」



***
「はい、到着」

「わー!綺麗だねー!」

「結構人いるなー」

 ルビーのRURUのテレポートでカイナのビーチへやって来た。今日は天気も良いし気温も高く、かなりの人が海水浴を楽しんでいた。

「あれ、サファイアは?」

「着替えてくるって言ってたから、もう来るんじゃないかな」

「ぅお!お待たせ!」

 ほらね、とルビーは笑い、サファイアを見るといきなりゲンナリした顔をした。サファイアは水着の上にパーカーを着ていたのだ。ルビーはため息をつきサファイアへと近づいていった。

「なんでパーカーなんか着てるの」

「恥ずかしいからに決まっとろーが!」

「恥ずかしくなんかないよ…。君に似合うように僕が心を込めて作ったんだから…」

「あぅっ…」

 なんなんだ!あのピンク色!文句言いに行こうとする俺をミツルが宥める。ルビーに説得されしぶしぶパーカーを脱ぐサファイア。『おぉ…!』と思わず感嘆の声をミツルと一緒に上げてしまった。水色のビキニで胸元には小さな白い花が付けられていて、とてもサファイアに似合っていた。

「Very cute!さすが僕!」

「あぅぅ…やっぱ恥ずかしかー…」

「スッゴく可愛いよ!サファイアちゃん!」

「まぁ、可愛いんじゃないか?」

 褒めること自体あまりないから逆に照れる。じゃあ泳ぎに行くか、と歩き出すとルビーとサファイアがいない。振り向くとパーカーを隔てて揉めている二人がいた。

「やっぱり着て!」

「はぁ!?脱げ言うたのルビーやろ!」

「だって周りの虫けらが君のこと危ない目で見てるんだから仕方ないだろ!!」

「なに訳のわからんこと…!」

「エメラルド!」

「はっ!?」

「ちょっと先帰るね!」

「は!?まだ泳いでもなっ――」

 ルビーとサファイアはRURUのテレポートでサファイアの『海ー!』という言葉を残して消えた。立ち尽くす俺とミツル。

「なんか…ゴメン」

「良いよ!なんとなくこうなる気はしてたし…」

 俺とミツルは日が暮れるまで海で遊んだ。




























*************************
夢ちゃん宅で、キリ番25000を踏んだ時に、リクエストをさせていただきました!*^^*
ミツル君やラルドは、なんやかんやでちゃんと男の子なんだなぁと再確認ができました。(笑)
にしても!!
水着サファイア可愛いよ!!
妄想しただけでテンションMAXです!!^p^/(ヤメレ)
ルビーの独占欲(?)も健在!!
今日はいい夢見れそうだわ*^^*
夢ちゃん、ありがとうございました!!

この小説は、お持ち帰り禁止です。



 










[ 59/78 ]
[*prev] [next#]
[mokuji]






人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -