Scar of the sorrow


花宮君はさ、本当に私の事好きだったのかって何回も問いかけても、無視したり話をそらすばかりでしたよね

私、とても悲しかったんです
とても、辛かったんです

他の女性には優しくして、私には冷たくして

でも、私の事を傍に置いてくれて

でも、それは私にとっては辛い事でした
他の女性と優しく喋っている貴方をみるだけで、死んでしまいそうでした
殺してしまいそうでした

でも、いつも隠していたんですよ?貴方の為に
貴方に嫌われては私は生きていけないから

でも、いくら冷たくされていても大好きだったんです
貴方の事

大好きで大好きで死んでしまいそうでした


でも、貴方は私の事を拒絶しました

新しい彼女ができたそうです

私はとても悲しかったのですよ?

でも、貴方が幸せならいい....そう思って、傷口を涙で埋めて、何事もなかったようにふるまいました

でも、私はもう、辛いです
貴方に媚を売って、くっついている彼女がどうしても憎いのです

貴方の顔が、その彼女と喋っているときはやけに無表情に見えました

何も温度が見えないのです、笑っているはずなのに






私は確信しました

貴方は無理やり彼女に付き合わされているのですね?

私は貴方の事が好きなので、気付いてあげました

それからの記憶はありません

気付いた時には長い女の髪と、赤くて小さい池と、ひどい腐臭

私はその中で、穏やかに笑っていました
意識がまた当のいてイキマス

次に気付いたのは、自分の部屋と、何でか私の部屋のベットに足を繋がれている花宮君でした

大好きな彼がそこに居て、暖かなエガオでむカえてくレましタ

アァ、わタしはしあわセものダナァ

彼は私に言いました


「ダイスキ」


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