あの子はダレ? 01



「大丈夫クシナ?顔、真っ青だよ?」

「…ちょっと寒いかも」



喉も痛い気がする。久しぶりに風邪を引いたみたい。でも、ちょっと嬉しい!ミナトが私を心配してくれるから。今まで心配してくれるのはおばちゃんくらいだったし、おばちゃんがいなくなってからは誰も私を心配なんかしてくれなかったから。



「クシナ何をニヤニヤしてるの?熱もあるみたいだし今日、俺クシナの家で看病してあげようか?」

「なっ!///何言ってるってばね!」



家で看病って…当たり前だけど泊まるってこと?だ、だめだってばね!!私たちまだ高校生だし←



「クシナ?」

「ななな、何?」

「度盛り過ぎだし、はは。…それよりやっぱり心配だから俺看病するよ」



あわわ!ミナトったらそんな真剣に私の部屋に?いくらミナトだからって!!←重症



「ちょっと、クシナ?…大丈夫?」



あれ……?
ミナトが霞んだと思った瞬間私の視界は真っ暗になった。遠くの方で私を呼ぶミナトの声と、私を支える腕を感じ私の意識は途絶えた。



(20110215)
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