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「こーんなに顔、蕩けちゃって、かわいー」
「…っ、見んな」
「なんでさあ、俺達コイビト同士だよ?それに何回もえっちしてるんだからいーじゃん」
「…………………。」
恥ずかしくて黙った
陽介を見ないように顔を傾ける
俺の上でごそごそと陽介が動くのが横目で見えた
次の瞬間、顎をいきなり掴まれて陽介の方を向かされる
ついさっきとは違いオールバック気味の髪型になっているのを見てさっき動いていたのは濡れた髪が邪魔になってかきあげていたのだと分かる
色素が薄い茶色い目が俺を射抜く
髪が濡れてるせいか、口調のようなアホっぽさは無くて、大人の色気にも似たようなエロさを醸し出していた。
「ね、雅之」
名前を呼ばれてドキドキする
「雅之のこと食べていい?」
否定の言葉を言わせない、とでも言うような口調。
どうせこれから食べられるんだろう
ああ、俺はどうしても陽介には逆らえないらしい。
心からしみじみ思った。
*fin
なにかと計算高い攻め´-`)
こやつ、実は学年トップです。
ここまで読んでいただきありがとうございます
よろしければ*
U N I O N
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