■ 2
ベッドに放り出され
服を裂かれた、
それで俺は犯された、
体中を手で触られる
尻に男のモノを挿れられた瞬間
吐き気がした。気持ち悪い。
気持ちがいいなんて思わなかった。
叫んでもいくら抵抗しても
止めてくれなかった
俺はその人物に恐怖を感じた
事情が終わった後、俺は放心状態だった、
そんな俺に言ったあいつの言葉、今でも忘れない
「可愛いね、俺の物にしてあげる」
そういって、
金属製のハンコを熱して俺の背中に当てた
じゅー、という皮膚が焼ける音が聞こえる
「ぃっ、あああぁぁぁぁぁぁあ」
あの痛みあの言葉忘れたくても
忘れられるような物じゃない
焼かれたすぐ後、警察がマンションにやって来た
理由は簡単だ、
指輪に入っているGPSを
辿ってきたんだろう。
男は捕まった、
俺は泣かなかった。
泣けなかった、
俺の心の傷は癒えない。
それからというもの
学校にはいってない。
身内以外の人間が怖くなった。
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