▼ こしふぇち!1
武藤 梓。
突然だが俺は腰フェチだ。
いや、変態ではないぞ!
腰が好きなんだ!切実に
女の子のあの、ぼん、きゅ、ぼーん。
な滑らかな腰も悪くないが、
男の、あの男らしい
引き締まったラインもたまらなく好きだ。
…………………………。
もう俺は変態でもいいかもしれない。
そんな腰フェチの俺に神様が舞い降りた。
隣のクラスの、氷室 龍
なんで今まで気づかなかったんだ、ばかやろう。
こいつの腰は正しく俺のストライクゾーン!
あの引き締まった太ももから
腰にかけての反るラインがなんともいえぬ。
男らしくて、女の子にはない魅力がある。
俺が、氷室を発見してからというもの
氷室の後ろ姿を見たいが故に
殆どいつも、校内で尾行していた。
そんなある日、俺に悲劇が起こった。
いつものように、氷室を尾行していた時だ
今日も相変わらずいい腰。たまらん
すると彼は、ある教室に入っていった。
おっ、あそこは理科準備室………?
なんで、そんなところに入るんだ?
俺は気になって理科準備室を覗くことにした。
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