▼ こしふぇち!13*もしもシリーズ

*もしもりゅーくんがむしゃくしゃしたら。

「あずさ、それまじでいってる?」

「ええ!大マジだよ!臨もやってみな!!嵌るから!プリンに醤油!!!ウニ!!!!!」

「あー、そもそも魚介類無理だし俺。司とかウニ好きだった気がする」

「ハー…!ふざけんなおシマオ、人生の10割損してるぞ!」

「いや、シマオじゃないから。志磨。 10割って全部じゃねえか!」

「おお!!いいツッコミ!」

「うるさい、武藤ゴリラ」

「辛辣ゥ〜」 

「シマオって言ったから、仕返し。笑」

そんな素敵な笑みをこんな屑にも向けてくれるなんて…!!とかは全く思わなくて


あ、はい。只今、隣の席の志磨臨(しま のぞみ)クンとお話しております。
コイツ普通そうに見えてモロ腐ってっかんな!!
一年の時から純白の薔薇って呼ばれててどんなにすげー奴なんだろうって思ったら腐男子かよおお!!みたいな。いや、確かに美人さんだからさ、分かるよそう呼びたくなるの、でもコイツには忠犬付きだからナ。


「でさでさ、あ!他にも有るんだよ!…まって!その前に聞いて欲しい事が…」

「なぁに、随分楽しそうじゃねえか。あ ず さ」


え。と思い振り返るとりゅーくんがいました。
なんかとてつもなく暗い顔で。



「お前、俺との約束すっぽかして志磨と話してたわけ?」


時計を見ますと12:55分
そういえば今日はりゅーくんと屋上デートだった(はーと)。いやネタだから真に受けないで

あんれぇ、確か約束の時間は12:20分…。

「…ッアアア!オーマイゴッドォオ!!」


これを機に腰お触り禁止令でたら死ぬんだけど!!
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい 

「りゅーくんごめん…!」

許してちょんまげプリンまっちょっちょ!とか言ったらリアルに絶交されそうだから心の中でつぶやいたお(反省の色が薄い) 

「別にいいけど」

そういってふいっと顔を逸らされてしもうた。
…怒ってるぞこれ

「その代わり今日、おれんち泊まって」

「へ?」

「駄目?」

「いや!大歓迎!全裸待機しておりまシタ!」

なになに?中二病くさい?は?今更?
あのな、マジで!とか常に使う奴は基本中二病くさいから!特に俺とか…?とかとか?


まぁ、そんなこんなで泊まることになったわけさ





その日の夜

もう就寝でござる。あ、基本俺が泊まるときはりゅーくんと添い寝(?)、一緒に寝ているでござる。いい匂いなんだぞ!りゅーくんは!…変態っぽく聞こえるから訂正させてほしい…りゅーくんの部屋は!あれ、変わんない?まあいいさ


薄暗い部屋の中

「なぁ、あずさ」

「はいな!」

「志磨の事好き?」

「え、もちろん。あいつ面白いんダヨ」

「……おれは?」

「え」

何この子デレ期?
やっと!ついに………!!!


「りゅーくんは愛してますよおお」

かわいいなりゅーくん!!
思いっきり抱き着く。
りゅーくんの足を自身の足ではさみ腕は首に巻きつけた。もう、撫でてあげませう。はぁ腰がいい感じ。


わしゃわしゃと髪の毛を撫でてやると「そういうんじゃねえんだよ」とワケの分からないことをいいおって

「 ほんと、お前鈍い」

「ん?ドウシタノりゅーくん」

「…もう、なんでもねえ」

「きになーる」

「気にすんな」

えー、と思い頭を撫でるのを止めようとしたときだ  


「まて」

「なぬ」

「俺が寝るまで頭撫でて」

「〜〜ッ(可愛すぎか!」

「あずさ?」

「いや!はい、なんでもないです!!!」

ギャップ萌えかよ、なんだよ寝るまで頭は撫でてって!萌えかよ!今日のりゅーくん可愛すぎたから明日は多分、良いことがない気がしてきた……。だってすげえレアだもん。

「男の頭撫でながら寝たことある?」

「あるわけなかろう!りゅーくんとしか寝ないし…。」

※ホモではない

「……ふぅん。  もう寝る、お休み」

グイッと腰を抱かれ一層距離が縮まる。



「ふふ、りゅーくんおやすみ」

「ん。」

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