凪あす
15話の雪見障子を挟んだやりとりのとこ、ちさきの表情の変化が細かくてすごく好きです。
紡に変わったと言われた時は戸惑うだけなのに、綺麗になったと言われたら目を見開いて嗚咽してしまうのが、紡に綺麗になったと言われたのが嬉しくて、でも嬉しいと感じてしまった自分が悲しいということが伝わってきて。
あのやりとりはちさきの心情を知ってから改めて見ると、台詞と表情の変化がとくに絶妙なシーンですよね。
「本当は光に変わってほしくなかったの。それなのに、私が変わっちゃったんだよ」って台詞も本当に絶妙。光にはずっとまなかを好きでい続けてほしいと願っていたからこそ、光は変わっていないのに光以外の人を好きになってしまった自分が許せなかったのかな。まなかのこととか要のこととか、ちさきが変わってはいけないと思っていた理由は色々あるけれど、光に対する罪悪感はそこなのかなと。

あと、ちさきの部屋の雪見障子は二人の距離感の変化を表してていいですよね。おふねひきのすぐ後は真っ暗闇の中部屋の外で立ち尽くすだけだったけど、15話では一瞬とはいえ障子を開いて、19話で電気がついて、20話では障子が最初から開かれていて、25話でついに部屋の中に入ると。徐々に段階踏んでるのが紡ちさらしい。
監督曰く鍵をかけないことでちさきから紡への信頼の証になっているというのもいい。
(2019/06/17)
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