「いえーい!! さあさあ飲もーう!!」
「酔ってるね、君」
「馬鹿は酔うと更に馬鹿になるのだな…」
「うるさいよ斎藤くん! 飲め!」
「君の方がうるさいよ」
「お前の方がうるさい」
ピロリ〜ン♪
「あれ、メール? 誰の?」
「俺のだ…土方さんか」
「うげえ、また仕事のメール?」
「ああ」
「楽しく飲んでるってのに…そんなメールはこうだっ!」
「な、何をする!」
「ほんと一くんの携帯なんか取ってどうするの」
カチカチカチカチカチカチ…ポチッ
「送信完了、っと!」

『土方さん、愛してます(大量のハート)』

「何をしてくれる! お前は悪魔か!?」
「惜しい! 小悪魔です!」
「自分で言うの?」
「ああああああどうしてくれる!」
「明日が楽しみだね!!」
「あははははは! 最高だよ、君!」
「沖田くんなら分かってくれると信じてたよ! さあ飲もう!」
「………終わった………」

酔った君は厄介で

「あれ? どうしたの一くん?」
「…土方さんが…俺と目をあわせてくれなくなった…」
「あはははははは!!」
「笑いごとではない!」
「ごめんごめん…でもあの子は覚えてないからねえ」
「だから厄介なのだ…」






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