「もう4月かあ…」
明日は4月1日。
「…あ、4月1日ってあれだったよね?」
なんか一くんが良い反応をしてくれる嘘はないだろうか…
「…そうだ!」

「一くん、別れよ☆」
「軽いぞお前は馬鹿か」
「傷つく!」
「今日はエープリルフールだろう…」
あら、バレてた。
「せっかく別れる理由も考えたのに…」
「なんだ?」

「ごめんね一くん…私、新見さんが好きなの」

「そうだったのか、では別れるとしよう」
「うわああああ!! ごめんなさい!」
「嘘だ」
そう言って一くんはクスリと笑った。

騙そうとしたはずなのに

「一くんかっこいい! やっぱり絶対別れるなんて無理!!」
「それは嘘か?」
「ほんとだよ!! あれ? 嘘? ほんと?」
「分からなくなってきたな…」






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