4真夜中、終焉の己巳村 [1宿の中 その場で脱出を試みなかった場合]

 相田が生存中の場合、探索者たちは相田の絶叫を聞いて目覚める。
その声の元である相田の客室に向かった君たちは、彼の部屋の鍵が開いていることに気づく。
 恐る恐るドアを開けた君たちは、一つのランタンに照らされた薄暗いなか、前かがみで、まるでケモノを想像させるような体勢であった。手入れが行き届いていただろうと思われていた皮膚はゴムのように汚くカビがこびりついており、先端の尖った耳、蹄状になった足、うろこに覆われたかぎ爪を両手に備えている化け物と遭遇する。それは赤くぬるりとした汁を垂らしながらこちらを振り向く。
 それが手にしているものは―――相田の皮だった。
 それの足元にあるのは、人間の形をした肉塊だった。
「おや、見られてしまいましたね……私としたことが、事を為すのに急ぎすぎてしまったようで」
 それの発する声は、宿のオーナーであった。
この常識を否定するような凄惨な光景を見た探索者はSANチェック。1/1D6

戦闘開始。
 3ターン以内にオーナー(グール)を倒せなかった場合、騒ぎを聞いた看板娘(グール)が応援を呼び、村人(グール) 2人の計3人が追加で戦闘になる。
またその場合は強制戦闘となるが、倒せた場合は食堂の非常口を見つけていれば幸運ロール1回成功でグールに見つからないで宿から脱出できる。非常口を見つけていない場合は、アイディアロール成功で非常口の存在に気づき、そののち幸運ロールを1回行う。


 相田が生存していない場合、探索者たちはコンコンとドアがノックされたことに気づく。探索者が扉を開くと、そこにはオーナー(グール)がいた。
「すみません。ふだんこのようなことはないのですが……」
 部屋に押し入った彼は、自らの右の額あたりをつかむと、まとっていた〃皮〃を剥ぐ。
 その中から生まれたそれは、人間とは似て非なるものであった。
 今までの歳を経てもシャンと背筋の伸びていた美しい姿勢ではなく、前かがみで、まるでケモノを想像させるような体勢であった。手入れが行き届いていただろうと思われていた皮膚はゴムのように汚くカビがこびりついており、先端の尖った耳、蹄状になった足、うろこに覆われたかぎ爪を両手に備えていた。
 先ほどまで人間の形をしていたそれの正体を見てしまった探索者たちはSANチェック。0/1D6

「私の新しい皮がないんです。仕方ないので、皆様で我慢をしたく思いまして」

 3ターン以内にオーナー(グール)を倒せなかった場合、騒ぎを聞いた看板娘(グール)が応援を呼び、村人(グール) 2人の計3人が追加で戦闘になる。 看板娘が応援に駆け付けるかオーナーを倒した1ターン後、食われた記憶のない相田(グール)が探索者と合流する。
またその場合は強制戦闘となるが、倒せた場合は食堂の非常口を見つけていれば幸運ロール1回成功でグールに見つからないで宿から脱出できる。非常口を見つけていない場合は、アイディアロール成功で非常口の存在に気づき、そののち幸運ロールを1回行う。




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