3号室の歌声A
ボクを父の名前で呼ぶの彼女を目の前にして、理由がわからない。
まさか、あんな事になるとは思ってなかった。
春華「どうして父さんの名前知っているの!?」
マナ『次郎じゃない…の?
だってフルートが…。』
フルートと聞いて困惑していると、慌てている2人組が来る。
金沢「あそこよ!いたわっ。」
櫻井「…良かった、帰えりましょう!」
マナ『いや…、次郎と一緒にいる!』
春華「いや、ボクは!」
ボクの後ろで拒否する彼女に男女の一組は帰るように説得するが、どうにもならない。
そんな時、彼女から発された声に僕達は…。
マナ『あ〜〜!!』
櫻井&金沢「「え!?」」
春華「へ!?あ…」
一瞬、くらっとしてその隙に彼女に逃げられた。
マナ『はぁ…、びっくりした。』
慊人「へぇ〜、驚いたな。」
清水「若…、やはり本当の事だったようですね。」
びっくりしたように彼女は、2人組の男達を見た。
清水「はじめまして、お姫様。」
マナ『あなた達、だれ?』
慊人「一緒に来てもらおか。」
マナ『…どうして?』
訳がわからない彼女を捕まえようとする彼らは謎の男らしい。
清水「大丈夫ですよ、私達はあなたの味方です。」
慊人「まぁ、そういう事だ。」
クツクツと笑う彼らが迫る。
マナ『わっ!?』
金沢「ちょっと待った!」
慊人「ちっ!?ずらかるぞ!」
清水「はい!」
女性が間に入って彼女は保護された。
マナ『あっ…。』
金沢「良かったわ…、愛里ちゃん。」
マナ『え…。』
櫻井「君は今まで眠っていたんだ。さっ、帰ろか。
次郎くんも一緒だよ!」
春華「え…、あっ、うん。」
なんかとんでもないことに巻き込まれたぽい、つか過去の話なんだけどね。
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