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■ 番外編:もしもPPPがドラマだったら…
2013/07/14 15:26 Sun 


宝生(M)01「拝啓 おふくろ様
夏空が一段とまぶしくなっているこの頃、いかがお過ごしでしょうか。役者になると言って上京し、早二年。なんと、僕にもとうとうドラマ出演の話が舞い込み、現在撮影の真っ只中です。母さんに『いつかテレビに映る僕を見せてあげたい!』と宣言し、母さんを笑わせていましたが、その宣言が現実のものとなり、本当に嬉しく思っています。
ですが…」

監督02「はいカットー!」
高橋03「うっひょー!おーつかれっすー!!いっやあまじ疲れたおつかれっぴー!!」
相原04「どうもお疲れさまでした、皆さん素晴らしい演技でしたね」
高橋05「マジマジマジ!!!そう思う?!そう思っちゃうー?!!思いますよNEEEEE!!!」
戸田06「うるせえブス。つーかよお、この台本作ったやつ誰だよ。俺の台詞少なすぎなんじゃねえの?俺、主人公よ?スタッフロールの一番上に名前載る人よ?ドラ●もんで言ったら大山●ぶ代、相●で言ったら水●豊ポジションなんだよ?なのになんでこんな台詞少ないの?」
岸07「な、なんか、すいません、俺がなんか、あの、その、すいません!」
戸田08「はあ?なにお前まじウザいんですけど」
岸09「いや、あの、俺、何となく目立っちゃって、あの、なんか、すいませんでした!!」
十川10「つーかあんたさー!さっきの僕があんたを止めるシーンでさー、超無駄に抵抗してくれたよねー。肩超痛いんだけど!あぁあ、これで来月のコンサート出れなくなったらどうしてくれんの?あんたみたいな新人が僕の抜けた穴どう処理してくれんの?はーあ、これだから世間知らずの新人は嫌になるよ全く」
岸11「す、すいません!か、肩、お揉みしますから!」
十川12「ちょっと!!ねえ、僕ジャ●ーズなんだよ?あんたみたいな新人ごときが触れられるような相手じゃないんだよねえわかったー?」
岸13「あっ!あっ!す、すいません…!!ちょっと触っちゃいました!あひっ!」
齋藤14「……いい(はーと)すごく良い……!!!何!なんなのあの絡み!!劇中からのポジションとは一転して弱い立場に変わる岸くん…!でも十川くんもあんなに偉そうにしてるけど、あれは完全なる誘い受パターンよね…!!!はっ!!ってことはやっぱり岸×十川(きしそご)の方程式は揺るぎないってことよねはあああああんんんんっ!!!でも岸くんにキレてる戸田くんも素敵!!キレながらもそこで生まれてしまう愛…!!新境地!開☆拓\(^o^)/岸×戸田(きしとだ)ーーーーー!!!!!」
戸田15「お前もうるせえんだよブス!ひとりで勝手に変な妄想してんじゃねえよキモいんだよ!!つーか出番よこせよ!!」
浅森16「まあまあまあ、ねえ、考えてみて?大事なのって台詞の数じゃないと思うんだ。本当に大事なことってさ、心で感じるもの。だから、どれだけ人を感動させられる演技をしたかってことだと思うんだよね(キラーン)」
高橋17「ヤッベェェェエエ!!超イケメェェェエエンンッ!!そんじょそこらのイケメンよりまじ王子っすかやたーーーーんんっ!!わっしょーーーい!!!」
浅森18「フッ……そうかな?(キリッ)でも嬉しいよ、ありがとう(キラーン)」
高橋19「うおおおおお!!!心射抜かれたズキュウウンンン!!!」
齋藤20「ちょ!ちょっと!!何!こっちは百合?!それもありだと思うっ!!うんっ!!」
十川21「あああうるさい!!ちょっとマネージャー?!このへんちくりん達はどうやったら黙るの?!さっきから宇宙規模の殺意が沸いてかなりストレスなんだけど!!」
岸22「す、すいません!俺がいるからですよね……!」
十川23「あんたに声かけてないんだけど!!あんたいつから僕のマネージャーになったわけー?!」
岸24「す、すいません!なってないです、俺は(ドンッ)あ、すいませ」
白井25「……ちょっと、あなたが今ぶつかってくれたおかげで飲み物がこぼれたんだけど…!!!」
岸26「あ、すいま」
白井27「これだから新人とドラマの共演だなんて嫌だったのよ!ねえ坊や?私(わたくし)と共演できるなんて普通じゃないのよ?なんてったって私『大!女!優!』なんだから!!!(どーん)」
岸28「は、はい!共演できて光栄ですすいま」
白井29「そもそも!!!坊やのようなひよっこが私と話せるだけでも驚き桃の木山椒の木なんですからね?!お分かり?このスカポンタン!!」
一ノ瀬30「ちょっと」
白井31「なによ」
一ノ瀬32「ちょっとちょっと、このシーン、もう一回皆で観てよ」
白井33「は?」
一ノ瀬34「ほらほら、この真相編@のシーン」
再生「ずーっと見てた」
一ノ瀬35「はあ……惚れ惚れするね、この演技…。たぶん僕以上の演技者はいないし、このシーンは特に、見てしまうだけで僕に惚れてしまう魔法がかかってる……。あ、そうか、僕ってばなんてビューテホーウィズァード!!!ね、君もそう思うよね」
関36「わぁぁ、すごいですねー。可愛いですねー。」
一ノ瀬37「フッ……君の瞳には僕が可愛く映るの?」
関38「はい、あの棺桶、とても可愛いと思って」
一ノ瀬39「そうだよね、僕ってば本当に全てがワンダホービューテホー」
関40「はい!どうやったらあの棺桶をお持ち帰りできるんでしょうか…、撮影終了したら美術さんにお願いすればいいのでしょうか」
一ノ瀬41「うん、そうだね、この世で一番美しいのは、そう、僕だね」
相原42「うふふ、お二人とも、先程からずーっと会話が成り立っておりませんわよ。あら、そういえばまいこ役の彼女は…」
まいこ43「…(むくっ)」
相原44「あら、まだ棺桶の中におりましたの?もう本番は終了いたしましてよ?」
まいこ45「ずっと…ここに…いた…もう…帰って…いいの?」
相原46「ええ、でもこのあと打ち上げがありますわよ?」
まいこ47「打ち上げ…人…いっぱいいる…帰る…」
浅森48「あれ?帰っちゃうのかい?」
まいこ49「帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい……………」
浅森50「こんな夜道に女の子ひとりなんて危険だ。わたしが責任を持って自宅まで送り届けよう」
まいこ51「家…バレる…いい…送らなくて…いい…!(首ブンブン)」

宝生52「……………………」
宝生(M)53「母さん、僕は共演してくださっている皆さんを見るたび『役になりきる』ということの意味が分からなくなります。役と全然違う人になっているんです撮影終わると。皆なんで変になるんだろう役より変っておかしくない?おかしいよね!!!だって異常でしょ棺桶可愛いとか!!

母さん…今、とても、母さんに会いたいです 敬具」

一ノ瀬54「あれ?君はどこへ行くんだい?打ち上げは?」
宝生55「実家に帰らせていただきます!!!(満面の笑み)」

宝生(M)56「追伸 撮影が始まってから、砂に埋もれる夢をよくみるようになりました」



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PPPオフにて生まれたもしもワールド全開な番外編です。舞ちゃん役の梨奈ちゃん、悠理ちゃん役のゆいのさんご協力ありがとうございました!

ちなみに、
修司→性格悪い 主人公だというアピールが強い
かや→王子様キャラ(宝●みたいな) 紳士系
麗→素
文乃→超ハイテンションなウザキャラ
舞→腐女子 ただの中の人
悠理→礼儀正しいお嬢様
白井さん→女王様 大女優(自称)
秀哉→わがままジャ●ーズ
栞→天然電波系
歩→ツッコミ 唯一の常識人
岸くん→気弱な(期待の)新人 口癖は「すいません」
まいこ→ローテンションな無口

という設定を一緒にお二人に考えてもらって、自宅で本文は書きました。
歩くんがつっこんでるシーン1回もないけどいいかな かっこわらい
書き終わったあと、気になったので「砂に埋もれる夢」がどんなものなのか調べたら「漠然とした不安」とか「凶夢」とか書かれてました頑張れ歩くん(の役の人)…!!

とりあえず、実際がこうでないことを祈ろうかな!
あ、中の人で考えたわけではないですからね(舞ちゃん以外)!

ではではー!


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