二次創作小説

冬漫才(1)

秋本:ほな行くで歩ー。

 歩:のばすな!それに何をやるつもりなんだよ。

秋本:ノリ悪いなー。漫才に決まっとるやないか。

 歩:だから、何でそうなるんだよ。

秋本:今は冬や!

 歩:そうだな。

秋本:冬といえば何を連想する?

 歩:んー、そうだなー。寒い。

秋本:そやなー。炬燵から出たくあらへんもんなー。他には?

 歩:えっと・・・雪とか?

秋本:今年はまだ降ってへんけどな!降ったら一緒にかまくら作って遊ぼうな!

 歩:やだ。寒いじゃん。そんなことしたら風邪ひくし。

秋本:そしたら、またいつかみたいに俺が看病したるでー。

 歩:止めろ。気持ち悪い。

秋本:「歩ちゃん、ご飯の時間ですよ。」

 歩:いらない。具合悪い。

秋本:「やだ!この子重症やわ!早う病院連れて行かな!秋本君、ちょっと一緒に行ってやって。」

 歩:ちょっと待て。何でそこに秋本が出てくんだよ。

秋本:ま、俺はお前のこと一番よく分かってるからな!

 歩:いばるな!だいたい飯食わないぐらいで大げさなんだよ。

秋本:大げさやあらへんで!食べるっちゅーことはな、人間の三大欲求の一つなんやで!

 歩:だから何だよ。

秋本:それになー、ちゃんと食べんとおっきくなれんで?

 歩:な、お前俺のことチビって言いたいのか!?

秋本:そういうわけじゃあらへん。歩はそのまんま、ちっちゃいままが一番可愛えで。

 歩:可愛くない!

秋本:でな、一旦話し戻してええか?

 歩:逸らしたのはお前だろ。

秋本:あれ?そうやったっけかなー?まあ、ええわ。で、冬といえばクリスマスや。

 歩:はあ。

秋本:町内会でまた漫才やりませんか?って誘われたんやけど・・・

 歩:はあ。

秋本:なあ、一緒にやらへんか?

 歩:はあ。

秋本:なんや、やってくれんのか!さっすが歩や!

 歩:はあ?俺がいつそんなこと言ったんだ。俺はやらない。話がそれだけなら帰るぞ。

秋本:そんなつれないこと言わんであゆむー!!

 歩:伸ばすな!やらないっていったら、やらないの!

秋本:なあ、俺たちの仲やんかー!あゆむー!!

 歩:どんな仲だよ!勘違いされる言い方はよせ!

秋本:あゆむー!!



ちゃんちゃん



END




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