僕の駄文アカデミア19
2016/06/14 02:00

【クソナードとクソ煮込み17 +天然狂人轟】


緑谷「おはよう……」

麗日「おはようデクく……どうしたんその耳と尻尾!? 何かもふもふやで!?」

飯田「緑谷くん、そのような装飾品は校則違反だ。即刻外したまえ!」しゅばっしゅばっ

緑谷「いや、何か学校に来る途中で痴話喧嘩に巻き込まれちゃって……個性食らっちゃったんだよ」

麗日「えっ、じゃあその猫耳と尻尾って本物!?」

緑谷「うん……そうみたい。一日経てば消えるらしいけど」ぴこぴこふりふり

飯田「動いた!」しゅばばっ

麗日「本物や! 凄い可愛いよデクくん!」ぴろりーんぴろりーん

緑谷「麗日さん何で写メ撮ってるの?」

麗日「可愛いから!」ぴろりーん

緑谷「え、あ、えっ……? あ、ありがとう……?」

爆豪「……」ぴろりーん

緑谷「かっちゃん」

爆豪「何だよデク」ぴろりーん

緑谷「何で君まで撮ってるのさ」

爆豪「そこにデクが居るから」ぴろりーん

緑谷「その理由はおかしい」

麗日「爆豪くんほんまデクくん好きやね」

爆豪「あァッ!? んな訳ねぇだろうが殺すぞ丸顔!」ぴろりーん

麗日「一切こっちを見ずにデクくんを撮り続けるその姿勢、嫌いやないよ」

爆豪「うるせぇ気が散るブレるだろ死ね」ぴろりーんぴろりーん

緑谷「やめてよかっちゃん、撮影料取るよ」

爆豪「幾らだ。十万くらいなら出せる」

緑谷「微妙にリアルな数字出さないでよ……怖い……」

麗日「流石に引いた」

飯田「金で解決しようという姿勢は感心しない」

爆豪「出せっつったのはデクだろ、俺は悪くねぇ」ぴろりーん

飯田「確かにそうだが……」

轟「……」すたすたすた

緑谷「あ、轟くんどうしt」
轟「ん」すっ

麗日「……」

飯田「……」

爆豪「……」ぴろりーん

麗日(マイペースか)

緑谷「……轟くん? これ何?」

轟「見りゃ判るだろ、金だ。今はこれだけしかねぇけど、家に帰ればもっと出せるから撮らせてくれ」

緑谷「あの、轟くん?」

轟「心配要らねぇ。あの糞親父、金だけは持ってるからな」

緑谷「違うそうじゃない」

轟「大丈夫だ。どれくらい欲しいか言ってくれ。緑谷が欲しいだけやるから」

緑谷「待って。STOP。轟くんSTOP」

爆豪「半分野郎、てめェデクを(撮影する権利を)金で買う気か!?」ぴろりーん

緑谷「括弧内のやつ言葉に出してこうよ」

轟「緑谷が出せって言ったんだ、何か悪いか?」

爆豪「金で解決しようとすんじゃねぇよクソが!」ぴろりーん

飯田「爆豪くん、先程の自分が言ったこと覚えているか?」

爆豪「んなモン知るかカス!」ぴろりーん

麗日「いつまで撮ってん爆豪くん」

轟「……緑谷、幾ら出せば(緑谷を撮影する権利が)買えるんだ」

緑谷「んんんんん括弧内ッッ」

飯田「緑谷くんの顔がブルーに!」

爆豪「ざけんな半分野郎! デク(を撮影する権利)は俺が買うんだよ!」ぴろりーん

麗日「あかんて」

轟「幾らだ? 幾らでお前(を撮影する権利)が買えるんだ。教えてくれ」

緑谷「いや、あの」

爆豪「ッ、だああああああああッ! 貯金叩いてやらァッ! 幾らだ言えクソナード!」ぴろりーん

緑谷「う、あ、あう」

相澤「おい五月蠅いぞ、他のクラスから苦情が……一体何があった……」

轟「あ」
爆豪「いや」

緑谷「この二人に買われそうになってました」

轟「え」
爆豪「ちょっ」

相澤「かわれ……」はっ

相澤(緑谷に猫耳と尻尾……猫……かわれそうに……飼われそうに?)

相澤「お前等……幾ら何でも緑谷を飼うのはハードプレイ過ぎるだろ……」

相澤以外の皆「えっ」




 その後誤解は解けたが、轟と爆豪は相澤先生に滅茶苦茶縛られた。



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