駄ン文ロンパ138
2015/09/15 06:00

【傍若無人! 左右田様15】


田中「もう少し思慮深く生きろと何度言えば判るのだ! すべての始まりにして終わりなる者に誑かされ、暗黒騎士マクノーモに化けるなど……! その程度ならまだ良いが、犯罪的なことをさせられたらどうする気だ! 大体貴様は危機感というものが……」くどくどくどくど

左右田「あれ暗黒騎士だったのか。道理で暑苦しい格好だった」

田中「ちゃんと聞いているのか!?」

左右田「聞いてる聞いてる」

花村「あっ、左右田くーん。コーラ味のゼリー作ったんだけど食べなーい? 勿論僕の部屋でね」きりっ

左右田「行く」きらきら

田中「言ったそばから貴様ぁああああああああっ!」

左右田「何だよ五月蠅ぇな」

田中「明らかに罠だろうが! 何故行こうとする! 馬鹿か貴様は!」

花村「罠だなんてとんでもない! 僕はただ、左右田君にゼリーをじっくりねっとり味わって欲しくてね。そして左右田君を僕がじっくりねっとり味わうだけだよ」

田中「帰れ!」げしっ

花村「いやーんっ」

左右田「花村はゼリーを俺に食わせたいだけだろ」

田中「奴の発言の後半部分ちゃんと聞いてたか? なぁ雑種」

左右田「……」

田中「……」

左右田「聞いてた」きりっ

田中「いや、聞いてないだろ」

花村「左右田君、早く来なよ。熱く激しい夜の運動会とかしようよ」

田中「最早隠す気無しか!」

左右田「夜の運動会? 何するんだ?」

花村「玉転がしとか棒倒しとか玉入れとかさ」

田中「や、やめろォッ! それ以上卑猥な発言をするなら、俺様は貴様の息の根を止めるぞ花村ァッ!」

左右田「今の発言の何処に卑猥な要素があったんだ? お前の頭の中の方が卑猥なんじゃないのか?」

田中「馬ッ鹿! 貴様本ッ当に馬ッ鹿!」じだんだじだんだ

左右田「御覧ください、繁殖期にしか見られない貴重な覇王ダンスです」

田中「俺様を何だと思っているのだ!?」

左右田「制圧せし氷の覇王様」よく判らん格好良いポーズをしながら

田中「馬鹿にしてるだろ! 俺様のこと馬鹿にしてるだろ!」

左右田「まぁまぁ落ち着けよ、制圧せし氷の愉快な覇王様」

田中「愉快な!?」

花村「田中君田中君」

田中「黙れ元凶! こうなったら我が魔力を解放して貴様を灰燼に」

花村「南瓜で作ったパイとクッキーもあるんだけど」

田中「……」

左右田「……」

花村「……」

田中「……まぁ、そうだな……変態ではあるが、何だかんだで花村は良い人間であるし……」

左右田「御覧ください、これが『制圧されしちょろめの覇王』です」

田中「貴様だけには言われたくないわァッ!」



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