駄ン文ロンパ136
2015/09/11 06:00

【傍若無人! 左右田様14】


左右田「……」

セレス「あら、左右田先輩。おはようございます」にこっ

左右田「……」

セレス「……?」

左右田「……」すやぁ

セレス「……立ったまま寝てる……」

左右田「(<●><●>)」かっ!

セレス「ぴぃっ!?」びっくーんっ

左右田「あ、安広おはよう」

セレス「セレスティア・ルーデンベルクだっつってんだろビチグソがああああああああっ!」

左右田「……」

セレス「ぜぇ……ぜぇ……」

左右田「安広、女子がビチグソとか言ったら駄目だぜ」

セレス「だからセレスティア・ルーデンベルクだっつってんだろうがああああああああっ!」

左右田「……」

セレス「はぁ……はぁ……」

左右田「眠い」ごしごし

セレス「私をこれだけ虚仮にしておきながら眠いとは……」

左右田「ふぁぁ……」

セレス「……」じーっ

左右田「?」

セレス「左右田先輩……前から気になっておりましたが、その牙は……」

左右田「歯」

セレス「……その歯は自前ですの?」

左右田「そうですの」

セレス「……」

左右田「……」

セレス「左右田先輩……私と勝負しませんか……?」

左右田「何で?」

セレス「いえ、ちょっとした遊び……そう、遊びですわ……勝った者が一週間、負けた者を自由に出来る……その程度の可愛らしい遊びですわ……」ごごごごご

左右田「遊び:とは」

セレス「どうでしょう左右田先輩。ちょっとした遊びですわよ」

左右田「……」

セレス「まさか怖じ気付いてしまいましたか?」

左右田「……」

セレス「……」

左右田「……」すやぁ

セレス「寝るなああああああああっ!」

左右田「 」びくっ

セレス「はぁ……はぁ……ほら、やりましょう……闇のゲームを」

左右田「ファンサービス?」

セレス「中の人繋がりでの暴虐はやめてください」

左右田「……」

セレス「……」

左右田「何で勝負したいんだ?」

セレス「それは……」

左右田「……」

セレス「あの……」

左右田「じゃあの」

セレス「ちょっ、お待ちください!」

左右田「……」

セレス「あのですね……実は私、前々から左右田先輩に……」

左右田「眠い」

セレス「最後まで聞けやダボがぁっ!」

左右田「……」

セレス「こほん……実は私、前々から左右田先輩に――吸血鬼のコスプレをして戴き、私のハーレムに加えたいと思っていたのです」

左右田「山田の同類か」

セレス「私の崇高な夢とオタクの夢を一緒にしないでくださる?」

左右田「五十歩百歩」

セレス「うっせぇんだよビチグソがああああああああっ! 良いからさっさと勝負しろってんだよぉおおおおおおおおっ!」

左右田「……」

セレス「……」

左右田「判った、やろう」

セレス「では、どういった勝負をしましょうか。ハンデとして左右田先輩に選ばせてあげますわ」

左右田「……」

セレス「……」

左右田「コイン」

セレス「裏か表か、ですか? なかなかシンプルな勝負を選びましたわね。宜しいですわ、では早速コインをt」

左右田「魔法カード『召使いの呼び出し』。このカードの効果により、フィールドに『狛枝凪斗』が居ない時、デッキから『狛枝凪斗』を特殊召喚することが出来る」ぴっぴっぴっ

セレス「え」

左右田「……」

セレス「え、え?」

左右田「抗えぬ幸運と不運の揺り戻しに恐怖し、絶望と希望を抱いて滅するがよい。出でよ、狛枝凪斗」

たったったったっ

狛枝「はぁっ……はぁっ……い、いきなり、メールっ……呼び出さないでっ……ほっ、欲しいなぁっ……はぁっ……はぁっ……」ぜぇぜぇはぁはぁ

セレス「本当に来た……って、左右田先輩? 一体何故狛枝先輩を呼んだのですか」

左右田「此奴が俺の代わりに勝負する」

セレス「は!?」

狛枝「え、何の話……?」ぜぇぜぇ

セレス「代理勝負だなんて許しませんわよ!」

左右田「代理は駄目なんて言われてない」

セレス「へ、屁理屈ですわ!」

狛枝「あの、勝負ってなんなの……?」

左右田「ほう。超高校級のギャンブラーともあろう人間が、超高校級の幸運に恐れをなして勝負から逃げると」

狛枝「あの……」

セレス「あぁっ!? 上等じゃねぇかビチグソがぁっ! テメー等纏めて私の下僕にしてやんよぉっ!」

狛枝「い、いきなり呼び出されたと思ったら人身売買の商品扱い!?」

左右田「じゃあお前が負けたら俺達の下僕な」

狛枝「左右田君!?」

セレス「下僕でも肉便器でもなってやらああああああああっ!」

狛枝「せ、セレスさん!?」

左右田「行け狛枝、コットンガード」

狛枝「僕エルフーンじゃないよ!?」

セレス「おらぁっビチグソ共! かかって来いやぁああああああああっ!」

狛枝「訳が判らない……! ふ、不運だ……!」




――――




苗木「……」

左右田「コーラ」

セレス「……畏まりました。狛枝様は何か御命令はございますか?」

狛枝「あ、いや……僕なんかにそんな……」おろおろ

セレス「……」

左右田「普段から俺という名の不運に見舞われている狛枝が負ける訳ないんだよ」

セレス「くっ……!」

苗木「あの……セレスさん、何かあったの?」

セレス「……」

苗木「……セレスさん?」

左右田「此奴、狛枝と勝負して負けたんだよ」

苗木「え!? それで何でこんな下僕みたいなことに!?」

狛枝「そういう賭けの内容だったらしいんだよね……あはは……」

苗木「何で勝った本人が賭けの内容知らなかったの……」

狛枝「いやぁ、僕は左右田君に巻き込まれたというか……うん……」

苗木「……大変ですね、色々と」

狛枝「そんなことないよ……! 超高校級のメカニックである彼に必要とされたり振り回されたり嬲られたり優しくされたり……僕はとても幸せだよ……!」はぁはぁ

苗木(あっこれはマジモンのドMですわ)引



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